とるころーるの備忘録日記

なんかもうごちゃまぜ

Thunderbolt Fantasy 生死一劍 感想

サンファンの生死一劍をレンタル返す前にもう一回見直したら割といろいろな感情や考えが湧き上がってきたので残しておきます。最近サンファンのことしか書いてないなあ。

 

全面的にネタバレ。

 

 

 

 

 

 

【真っ当な剣士】

掠風竊塵「真っ当な剣士であれば、勝ち負けの行方が決した時点でそれを答えとするものだ」

やたら「真っ当な」って言うんだよなあ。道場を開いて隠居をするだとか。1期でも「真っ当」にならないのかって蔑天骸に言ってたと思う。

どうしてそんな名前なんだろうね、と殺無生の名の由来を聞いてみたり、蔑天骸に行動の意図を聞いてみたり、その後に大概自信満々な回答が返ってきてるので、ああこうやって「盗む」ことに確信を持つのかな、と思ったり。

 

「真っ当」に近づいた鳴鳳決殺

生死一劍では、「お前の言う『真っ当』とやらにいささか近づけてみたが」と言って、相手の降伏を許した。殺さずに決する、純粋に剣技を競う楽しさを知る、それも掠風竊塵のおかげだと思っている鳴鳳決殺..............

 

「真っ当」と鳴鳳決殺の最期

鳴鳳決殺は彼の最期、「次の9手目が、答えだ!」と蔑天骸に挑みかかる。自分の剣の道は必然の探求なのだ、と。結局、掠風竊塵の言った「真っ当な剣士」とはならなかった。答えがわかっても、その必然を確かめた。

 

ここから言える鳴鳳決殺の「真っ当」

鳴鳳決殺が勝つ場合→降伏を許すこと(勝ち負けの行方は決しているので)。

鳴鳳決殺が負ける場合→挑み掛からないこと(勝ち負けの行方は決しているので)。

つまり、結局鳴鳳決殺は死ぬまでその剣は「殺無生」だった。悲しすぎる。最後まで真っ当になれなかった、ならなかった。

【殺無生と鳴鳳決殺】

生死一劍における呼び方

掠風竊塵が、「違う名で名誉ある行いをすれば良い」と言ったので、彼の名付けで鳴鳳決殺という名に決まった。

 

鳴鳳決殺自身も、「生まれたときから定められていた邪鳥、鬼鳥が喧しく鳴きわめくだけの人生を、今ここで俺は変えられる」と言っており、俺は殺無生でなく鳴鳳決殺だ、と鐵笛仙に言う。それほどの人生を賭けた覚悟。

 

しかし、ここのセリフ泣ける...鳴鳳決殺は、生死一劍の冒頭で、「殺無生という名の者が他の何になれるんだ」的なことを言ってるんですよね。それが、「今ここで俺は変えられる」って人生賭けてる。名前への希望、人生への希望。掠風竊塵に「名前なんて変えたらいい」と言われてここまできた。

 

凛雪鴉は、騙したことのネタバラシ以降絶対に殺無生としか呼ばない。ド畜生め、アンタが名付けたんじゃろがw

ところで、ここちゃんと確認し損ねたんだけど、生死一劍のネタバラシ前における凛雪鴉ってちゃんと「鳴鳳決殺」って呼んでる?ひょっとして「君」としか呼んでなくない?

もしそうだとしたらめちゃくちゃにド畜生なんですけど!!!!だって鳴鳳決殺が希望を託した名で、その希望通りの意味で呼んでくれた人は最後まで一人もいなかったってことになるよ?名付け親なのに。呼んでてほしいが...

 

そんなわけで鳴鳳決殺、すなわち殺無生が希望を託して名誉ある名にするはずだった通り名は、悪名として響き渡ることになってしまった。

 

1期における呼び方

凛雪鴉は一貫して「殺無生」。決して「鳴鳳決殺」とは呼ばない。マジですか。

刑亥や廉耆、蔑天骸は、悪名としてではあるが、それでも鳴鳳決殺って呼んでるのに。凛雪鴉あくまで殺無生としか呼ばない。ほんっっっとド畜生だな!!!!!お前は変わることなどできない、殺無生の剣のままだって嘲笑ってるみたいじゃないか...

 

しかも、鳴鳳決殺本人は自分の名前を鳴鳳決殺って名乗ってるんだよ........ぜっっっったいに自分のことを殺無生とは言わない。もう鳴鳳決殺という名前に希望はないはずなのに。彼自身の剣は「殺無生の剣」で、もう鳴鳳決殺の名に希望を託すつもりもないはずなのに。

 

「鬼鳥」という名前

「殺無生」が「邪鳥、鬼鳥が喧しく鳴き喚く中産まれた」っつってんのに、裏切った後に「鬼鳥」って名乗るの、凛雪鴉本っっっっっっ当にド畜生だな?!!?!!?!

「鳴鳳決殺」の名付け親である凛雪鴉もまた、「鳴鳳決殺」にとっては鬼鳥でしかなかった。「殺無生」だけじゃない、「鳴鳳決殺」だって最初から希望を持って生まれたりなどしていなかった。

 

ううこの文章わかりにくいかな、こういうことです↓

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このように同じ構造なので、どっちにも希望はなく、鳴鳳決殺にも最初から希望はなかった、ということ。

 

そして、それを見せつけるように、鳴鳳決殺だ、と名乗る鳴鳳決殺の目の前で「鬼鳥」を名乗るの?!!?!

しかも、「鬼鳥」を名乗ってるの知ったのは、殤不患と二人で話してる時、殤が凛雪鴉のことを「鬼鳥」って呼んだからであって、直接名乗られたわけでもない。

そのあと、鳴鳳決殺が「掠風竊塵という名を聞いたことがないか」って聞くのがまた.........救いようがない.............何も知らずに騙されているのか、かわいそうにと憐れむ鳴鳳決殺はどんな気持ちだったんだ。

 

この辺でどなたか文字書きの方、同人の小説書けそうじゃないですか?!!!?設定として?!!?!

ここの、「殺無生」と呼ぶ時の凛雪鴉のド畜生感情(いや、もはや感情すらもない、過去のおもちゃ、という程度にしか思っていないレベルの想像を超えたド畜生かもしれない)だとか、鳴鳳決殺を名乗る鳴鳳決殺の気持ちだとか、鬼鳥を名乗っているのを知った時の鳴鳳決殺の動揺だとか、、、ねえ!!!!!!小説が湧いて出てもおかしくない!!!!!!!!! よね!!!!?!!!?!!

 

 

【師匠からの不信、憎悪】

鐵笛仙の言葉に対する鳴鳳決殺

鳴鳳決殺が「何かがおかしい」と知るのは、鐵笛仙の「なぜこのような暴挙を行なったのだ」という言葉から。最初が師匠なんだよな....しんどすぎ。

 

ところで、ここの鐵笛仙なんですけども、さすがに自分の弟子を信じなさすぎじゃないですか???

凛雪鴉は、どうやらこの劍技会の審査員に知己がいてよしみがあるようだし、おそらくそのあたりから鳴鳳決殺の噂の垂れ流しをしたんでしょう。

にしてもだよ。

にしても、赤子のころから育ててきた自分の弟子がそんなことするはずない!って一蹴して欲しかったーーーーーそして、「俺は殺無生じゃない、鳴鳳決殺だ」と言う弟子のことを信じてあげてよーーーー!!!

 

鳴鳳決殺は、「今日を限りに封じるはずだった殺しの剣」とまで言ってるのに...腕試し感覚で人を殺してきた(それもどうかと思うぞ!)殺無生が、もう殺さないとまで言ってるんですよ.....それを悪鬼羅刹の類だの、殺しとけばよかっただの、かつて鳴鳳決殺は鐵笛仙に何をしたんじゃ.....................と思いました。

 

ていうか、凛雪鴉の言うことはなんでみんな信じるんだ。劍技会の審査員にもよしみがあるって顔広すぎない?どんなつながりでそんな知り合いできたんだ?

だいたい、蔑天骸に挑みにいくのに必要なメンツが凛雪鴉の知り合いで済むって冷静にやばいよね?どうやってその縁を増やしたんですか?

 

 

【ド畜生・凜雪鴉の裏切り】

ここまでで触れてこなかった、私が思った凛雪鴉のド畜生ポイントを述べていきます。

 

ド畜生ポイント①・笛

鳴鳳決殺センパイは笛が上手いんですよね。色気がムンムン。

で、ですよ、師匠・鐵笛仙との対決にあたって笛を凛雪鴉に渡し、「掠、かき鳴らせ」って言うんですよ(ここのセリフの檜山さんの言い方が、完璧に掠風竊塵を信頼している感じが出てて大好き)。しかも「その笛は見事な音色だから俺に力を与えてくれる」みたいなこと言うんだよ。自分に力を与えてくれる役割を信頼して掠風竊塵に託すんだよ....

 

それで、例の裏切りのネタバレのところで、「自分もまた矢を放たれたのだ、そんなことやってない!矢が証拠としてあるだろう!」と主張する鳴鳳決殺に、信頼の証とも言えるその笛を、「矢と似た形のこれならあるが」なんて感じで出してくる。マジですか。

ここで息を詰まらせる鳴鳳決殺が可哀想すぎる。凛雪鴉、お前さん、それ信頼の証なんやぞ...........

 

ド畜生ポイント②・堂々と嘘をつく

「お前が劍技会に出ろって言ったんじゃん...」と戸惑う鳴鳳決殺に、「そんなことを言った覚えはないが」とすっとぼける凛雪鴉。

嘘つけ!!!!!冒頭で「妙案があるのだが」って言ったじゃろがい!!!!!

 

ド畜生ポイント③・上げて落とす

「誰も君の言葉には耳を貸さないだろうが、私なら上手く丸めこむ自信もなくはない」と言う凛雪鴉に、「ならば...」と縋るように言う鳴鳳決殺。裏切られたとわかってもなお、縋ってる..........

その鳴鳳決殺に「なんで私がわざわざ説得をしないといけないのか、きみが皆殺しにすればいい、そうしたら殺無生の名が一段と上がる」という凛雪鴉。

あげて!!!!落とすなアアアアっっっ!!!!!!

 

しかもそれに対して鳴鳳決殺は、「馬鹿を言うな、俺は鳴鳳決殺として」って言いかけるんですよ!!!!この期に及んで、ここまで言われてもなお、鳴鳳決殺を名乗るの....殺無生は捨てたって言うんだ...........

 

この辺の鳥海さんの演技がすごいよね。最初からクールな感じ、熱なんて入ってない感じが出てたけどどこか優しさはあった。この辺りの鳥海さんの声マジ怖いわ。背筋がひやりとする。

 

ド畜生ポイント④・目的がひどすぎる

「なぜこんなことをした」と問う鳴鳳決殺に対して「そういう君を見るのが愉快だからだよ」ってなあ...そういうセリフを吐くのは口説くときだけにしてくれよ。照れてる君を見るのは(可愛くて)愉快だよ、みたいなさ。アンタ。愉悦部開いてる場合じゃありませんよ。

 

し!か!も!他人の剣技に権威を与える剣技会が元々不愉快だったんだ、とかさ........鳴鳳決殺センパイはそこから剣聖になろうとしてたんですが.......あなたのススメで.................

 

うーん、ド畜生ですね。

鳴鳳決殺はねぇ、

「母を殺し産婆を殺し、何人もの人間を殺して授かった我が身、わが命。父にすら疎まれ呪われ投げ捨てられ、呪詛そのものの名で生きてきた」

と今までの人生を振り返ってるんですよ?別に鳴鳳決殺が殺したわけでもないのに、罪の意識を、自分は悪なのだという意識を、ずっと持ちながら抱えながら、生きてきた、それがようやく自分の足で人生を踏み出せそうだったのに........凛雪鴉、あなたってひとは.........

 

 

【偽殤不患編との繋がり】

1回め見たとき、「いやwwwテンションの落差www」って爆笑したんですけど、よくよく見ると結構深いことを言っている殤不患。

 

自分という存在はどこで決まるのか

「私を見逃すんですか?!」と驚くニセモノに対し、ホンモノはこう言う。

「お前が殤不患だからって俺が俺じゃなくなるわけでもなし」「ただの言葉や振る舞いだけで人をわかったつもりになるやつが、どのみち俺の真実なんぞにたどり着くはずもない」

これって、殺無生が「殺無生という名前の人間がほかの何になれるというのだ」みたいな感じで名前に縛られていたところと、対照的だなあと。

殤不患は、名前なんかに縛られない。ニセモノが出たところで、自分が自分でなくなるわけではない。

言葉や振る舞いで人に判断され、信じてもらえなかった鳴鳳決殺との違い......(まあ彼は人を殺しまくってるから一概に擁護はできないんですけどね...)

 

また、殤不患はこんなことも言う。

「いろいろと苦労もあるだろうがな、辛抱して生きてみな。泣いて笑って怒って惚れて、心底大事だと思えるものを探すんだ、だれの真似でもない、本当のお前の人生を」

鳴鳳決殺は「本当の人生」を生きられなかったんじゃないか?生き直そうとして、踏み出そうとして、ド畜生に折られてしまった。

鳴鳳決殺が出会ったのが殤不患だったならねぇ...結末も違ったろうよ...

 

仮面だとか、小道具だとか

上記のようなことを考えたのは、小道具で気づいたというところが大きいです。

 

どういうことかというと、ニセ殤不患は玄鬼宗の仮面をずっと持ち歩いて生きてきたんですよね。本当の自分がないんだと。

なんで仮面を持ち歩いてたんだろう?と思ったんだけど、それはまだ本当の自分を見つけられてないからで、いつか見つけられたら、その仮面を捨てるんだろうな。

 

一方、鳴鳳決殺センパイは幼子のころ、父に投げられた影響で頭蓋骨割れた(よく生きてたね?)とのことで、その名残で師匠からもらった布を顔に巻いてるわけですよね。

あれは仮面の役割を果たしているのではないか?最後まで鳴鳳決殺はそれを捨てられずに死んでいった。

つまり、やっぱりねえ、本当の人生を生きられないまま、、、という暗示なのではないか、、、

 

ということを考えたのでした。ようやく書き終えた。近日中に展覧会全体の感想をあげます。そのあと諦空さんあげよ。

 

以下、ゴリゴリに腐った思考を垂れ流すので、見れないひとはブラウザバック推奨です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【カプ名がわからない(腐)】

掠風竊塵×鳴鳳決殺(つまりまだハッピーな時期、用心棒時代)、

あるいは凛雪鴉×殺無生(つまり1期のあのド畜生のあと)、を見たいんですけど、カプ名ってどうなってます?通り名が多すぎてカプ名がわからない。一旦どうなってるんじゃ。

 

※追記(1月9日)

お優しい方からご指摘をいただきました。

私が「凛雪鴉」と字を間違えていたためにピクシブがヒットしなかっただけだった!!!マジでよかった!!!!「凜雪鴉」だった!!!

ジャンルが盛り上がっていて本当に嬉しい、私の勘違いで本当に本当によかった、心からホッとしてる。ピクシブ巡回してきます!あーーーもう本当によかったようーーーー!!ご指摘、ありがとうございました!

 

凛雪鴉×殺無生ということで、凛殺で支部検索したけど、小説が5〜6件しかなかった...........名前だけでこんなに盛り上がれる設定があるのに、全然同人が湧いてない..............絵の方も全然ない....................思いつく限りの組み合わせでやったけど全然ない..................殤不患から「鬼鳥」って名乗ってるのを聞いた時の鳴鳳決殺の気持ちを誰か....書いてください..........

 

掠風竊塵に笛を渡して吹いてもらうところとかさ、もう完全にカット割りが二人のドアップだし、もうもうもう、ぜったいデキてるじゃん、鳴鳳決殺の片想いでしょ。ねえ。性的な関係は全くない。プラトニックに純情な鳴鳳決殺の片想い。

だいたい、その前に笛を盗まれて、盗人稼業ってこんなもんよ〜と見せてきた掠風竊塵に、「お前といればつくづく愉快なことが尽きぬ」って...自分のもの盗んだ相手にそんなこと言う???ねえ?????

 

闘技場で、「勝ち上がっても道場は開かんぞ、道場主なぞ隠居も同然」という鳴鳳決殺。その言葉に続けて彼はこんな言葉を漏らしました。

「まだしもお前の用心棒を続けていた方が...」と言い淀む鳴鳳決殺。

「私の?」と返され、急いで話題を変える鳴鳳決殺。

えっ...少女漫画かよ.........いいの..............

 

そして、「人の命を腕試しだけのために奪うことしかしてこなかった、それをすべて塗り替えたのだ。この男が。違う道を示してくれた」っていうセリフのところのカット割り(鳴鳳決殺と掠風竊塵がそれぞれドアップになる)が完全にそれだよ。はあ。

 

そもそも、掠って呼び方してるの、鳴鳳決殺だけでは?めちゃくちゃいい。掠って呼んでたのが凛雪鴉に変わる瞬間、ああもう本当にこの二人は対立するんだなって思いました。

 

鳴鳳決殺が死ぬ瞬間、蔑天骸がなぜか肩に手を回し、鳴鳳決殺の頬に指を滑らせ、「勝負の行方を悟った上で、なぜ挑んだ」とか言うんだけど、そこがもう完全に鳴鳳決殺が受けにしか見えない。ごめん。

関係性の描写の細かさから、掠風竊塵×鳴鳳決殺の方が推せるけど、人形たちはどちらさまも美形なので、蔑天骸×鳴鳳決殺も見目麗しくて何よりです。

 

しかも、死ぬときの「冥土で待っているぞ」に込められた憎しみ、先回りできると笑う鳴鳳決殺が最高。檜山さんの名演技。

「ああ、いずれはな」の鳥海さんの演技も最高。安心させるような優しさもなく、かと言って突き放すほどの冷たさもない。ちょうどいい...すき.......

そして死んで倒れる鳴鳳決殺の身体を受け止める凛雪鴉。なんで受け止めたの?別に下に置いとけばいいじゃないの!!!ねえ!なんで?!...いや特に意味はないんだろうね、わかってる、わかってるけどそこに意味を見出したくなる腐った思考。すみません。

 

そしてそのあと、

蔑天骸「名残惜しい相手だったかな?」という問いかけに、いいや、自分より強い敵と戦って死ねたのだから本望だろうと返す凛雪鴉。

凛さん凛さん、それ名残惜しくない理由になってない!!!!それだと本望なのは鳴鳳決殺であって、蔑天骸に鳴鳳決殺を殺されたあなたが名残惜しくない理由にはならない!!!!

 

まあね、彼らを本当にデキてると思ってるわけじゃないですよ。ストーリーを追い、まじめに分析するときの脳みそと、腐った思考のときの脳みそは違うので。

 

いやーしかしあそこまで裏切られてしまうと、掠風竊塵×鳴鳳決殺の幸せターンでも、そのあとの暗さを思って泣いてしまうので、幸せターン(の同人が出たとしても)、手放しにハッピー!っていうノリでは見れないな...

 

やっぱり何をどう考えても凛雪鴉がド畜生だ。うん。

 

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2の世界展 鳴鳳決殺編

 

あけました!おめでとうございます!今年もよろしくお願いします!

 

サンファン世界展に向けて記事書こう!と思って、途中の導入部分まで行きの電車で書いてから行ったんですよ。

 

で、行くでしょ。

びっっっっくりするくらい写真撮って帰ってきた。一体ずつ記事書けるレベルで帰ってきた。

ので、今日は鳴鳳決殺への溢れる想いを記事にしたいと思います。

せっかく導入部分書いたし、そっちのきちんとした記事は後日残す...誰かのためにというより、自分の書きたいことを好きに書いてるから需要とかは一切気にしないぞ......

 

以降、鳴鳳決殺しかいません。行くぞ。

 

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もう既に神々しい。みんなが迷ってるから、俺が一剣で終末をもたらしてやるって?なんてかっこいいんだ。

ここの文、最初「週末」って打ち損じて「週末をもたらす★休日アイドル鳴鳳決殺」っていう文字列が頭を駆け巡ってしまった。全然キャラにないこと思いついちゃってごめん。でも鳴鳳決殺が踊ってたらかわいい。照れてたらさらにかわいい。

 

斜めからがっつり。

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えーん!かっこいいよーーっっ!!下から団扇を扇がせてください。それでごゆるりとお休みになってほしいんです。やっぱだめか。だめだな。私まつ毛長くないもん。命込めてマスカラ5度塗り(※マジです)して行ったけど、全然負けるもんまつ毛の長さ。敵わない、このまつ毛。ううっ。

 

 

ここまで読んでこのテンションで最後まで続くのコイツ?って思った?最後まで続くよ!!!!ついて来れる人だけついてきて!!!!!!!!!!

 

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私の撮影技術のせいで人が写り込んだり、手が入ったりしてるけどね、いやでもそんなことでは揺るがないこの美しさ。麗しさ。何よりも、ですよ。

雄っぱい!!!!!えっち!!!!!

もはや抱かれたいとすら思わない。ただ撫でさせてほしい。いやそれもやっぱできないな。なんだろうな、拝むか、賽銭投げるか、などと考えを巡らせながらパシャパシャと撮るしかない。

 

後ろから。

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マジ高貴(語彙力)。紫な時点で高貴だけどさあ...このレース?ヒラヒラしたやつがもう、麗人っぽさを後ろからも分からせてくれるね。

 

横から。
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なんかもう...色合いが....完璧すぎて....裾のヒラヒラした銀色っぽいところも、腕の金色のところのコントラストも、透けてるから紫が薄めになったら濃いめになったりするところも、もう最高すぎて、、、ねぇ、、、どうしたらこんな最高な衣装を思いつくんだ?私たぶんあと10回人生リセマラしてもこんなの思いつけないよ。すごいね。プロってすごい。

 

さて、では前面に戻って拡大をしましょう。

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このさあ〜〜〜腕から垂れ下がってる濃い青のところ、コーデュロイっぽい生地だったんだけど、もうそれもめっちゃ触りたかった。レースヒラヒラの背面と比べてこの重厚な生地。

 

もっと拡大。

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龍(?)の頭?!!?!なんで?!!?!これマジでなんで??もうカッコいいからなんでもいいんだけど。

蔑天骸は「骸」というだけあって、首やら肩やらいろんなところにスカルを垂れ下げてて、「ヨッ!厨二病!」って思わず声かけたくなった(私は蔑天骸もカッコいいと思っています)けど、この龍はカッコいいのでいいんだけどなんで龍だったんだろう?ご存知の方いらしたら教えてください。

 

それから、ベルトらへんにある、白黒の勾玉のやつ、これってよく見るけどそういえばどういう意味なんかなあと思って「白黒 勾玉 マーク」で調べたら出てきた。太極図っていうらしい。インターネッツ、便利。

太極図 - Wikipedia

要するに道教のシンボルで、陰が極まれば陽が生じ、陽が極まれば陰が生ずる。そうやって「気」が永遠に循環する様子を表しているらしい。そうなんだ。

そして、

また中国の京劇では、神仙や、きわめて優秀な頭脳をもつ軍師、占い師を演ずる俳優は、衣装や化粧に太極図を描くことがある。例えば、京劇に登場する諸葛孔明の「八卦衣」と頭巾には太極図が刺繍してある他、姜維の顔の隈取には額に小さな太極図が描いてある。

とのこと(先のwikiより抜粋)。

この中だと、極めて優秀な頭脳を持つ軍師に該当するか...??

殺無生(1期)は凛雪鴉への復讐に燃えてたのでアレだが、確かに生死一劍の様子を見ると鳴鳳決殺は優秀だと思うんだけど...どうだろうね。

 

ただ、このwiki内にあるマークと、鳴鳳決殺のマーク、違うんですよね。まあwikiだしな。ここに書いてない太極図もあるんだろうなたぶん。わからないけど。

 

というわけで、論文読んでみようと思ったんだけど、オープンアクセスできる論文で解明してくれそうなものはなかった。ので割愛。リンクだけ載せておくので興味ある人はどうぞ。国会図書館とかに所蔵はいくらでもありそう。

CiNii Articles 検索 -  太極図

 

さて、気を取り直して次行ってみよう!


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おみあし!!!!!!!!鳴鳳決殺センパイのおみあし!!!!!!

なんかさあ、布のこの、なんていうの?透し模様?は違うな、それは穴が開いてしまうぞ。そうじゃなくて、布にこう、避けるように模様が二重になってるやつ!(語彙がない!)がすごい綺麗。

ブーツみたいなのもめちゃくちゃキラキラしてるし...これね、写真だと伝わらないけどキラッキラなの。キラッキラ。靴が!!!きれい!!!!

 

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鳴鳳決殺の武器。鳥の鳴き声は相手の命が終結することの象徴?!!?!鳥の鳴き声とともに産まれてきた鳴鳳決殺が鳥の鳴き声とともに相手の命を終わらせるのか...ウッ。そして「相手の命を終結させる」みたいな書き方、私の心の中の厨二が疼くから....!!!ねえ!!!しかも「フェニックス」って!!!「「「フェニックス」」」!!!!!

 

 

ここからはサクサクと載せていくのでいろんな角度から鳴鳳決殺センパイを楽しんでください。

 

さっきと同じ角度をアップで。

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見下ろされてみる。
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俯き黄昏鳴鳳決殺。哀愁。
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横から。お顔があまり見えないのもいとをかし。
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この角度はとにかくかっこいいね。美しい。
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引きで。
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少しずらしてもっと引きで。美しい。
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あっやられた。かっこいい。これでもうみんな落ちたわ。
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もっとアップで。はいかっこいいーーー!!!はいありがとうーーーー!!!!
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人形って、角度によって表情が違うのだなあということがよくわかったなあ。今回それが特に際立ってたのは鳴鳳決殺センパイと諦空さんです。あとで諦空さん記事も頑張って書きたい。

 

 

ちょっと以下、鳴鳳決殺についてグダグダと語るのでもう写真はないです。そして生死一劍と1期のネタバレをするので、まだ見ていない方はブラウザバック!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、朝もツイートしたんですけど、鳴鳳決殺可哀想すぎませんか...........

 

これはこの世界が、悪は殺す!自分で滅する!自力救済!っていう世界だから仕方ないんだけど。司法がしっかりあれば司法がちゃんと裁くからね、それがないから自分で殺してるわけで。凛雪鴉がカッコいいのは認める。CV.鳥海浩輔であのビジュアルでカッコよくないわけない。でもあれは正義ではないよな、そもそも大盗賊だし...

 

 

私は、安易な勧善懲悪モノがあまり好きでないんだけど

(特に司法がしっかりしてない世界において、悪人が死んだからハッピー!って思いたくない。美女と野獣において、ガストンが死んで喜べるのか?なんで死ななければならなかった?という疑問を持てるか、ということ)

この話はまた後日ネタバレしないところで書こう。これはちゃんと書きたい。

 

安易な勧善懲悪モノが好きでないのは、学んできた内容、そして友人たちのコンテンツに対する批判的思考に影響されていると思う。批判的思考は時に苦しいんだけど大事だと思ってるから捨てたくない。作品を素直に楽しめないことがままあるのでめっちゃ苦しいけど...。かといって、批判的に受け取らないことがダメ、という話じゃない、批判的なことは偉いことでもなんでもないし、楽しみ方は人それぞれだし、私は私の楽しみ方を苦しくても否定したくない、それだけ。

 

とにかく、もう私絶対絶対、殺無生のこと殺無生って呼ばないよ!!!!鳴鳳決殺!!!!あんたは鳴鳳決殺として私の心に刻まれていったよ!!!!

 

本当に腐った思考で申し訳ないんだが、生死一劍の序盤、凛雪鴉と鳴鳳決殺が一緒に暮らしてて、鳴鳳決殺が用心棒やってるって設定見てた時、「ウッワこれ、凛雪鴉が鳴鳳決殺を手玉に取って、ムムムって鳴鳳決殺が拗ねて、それをまた凛雪鴉がからかうカップルだ...でも絶対性的な関係はないタイプの両片思いみたいなやつだ...」って思ってたんだけど、そのあとの凛雪鴉の行動が許せなかった...............絶対にカップルなどではないぞあれ............おまえ.............なかなかの外道やぞ..............嘯狂狷のことあんま言えんぞ...................

 

自分が産まれた時に母が死に、産婆たちも殺しあって死に、父には捨てられ、師匠からも愛されなかった鳴鳳決殺。

面白そうだと凛雪鴉の用心棒を引き受け、凛雪鴉にぽつぽつと過去を話し、殺無生の名を捨て、鳴鳳決殺として生きていこうとしたあの姿。師匠に殺無生の剣を呼び覚まさられたその結末。

しかも彼の最期はあれですよ!!!!!冥土に先に行く、絶対にそこに来るおまえを待っているって凛雪鴉に言うんだよ!!!!!

いやマジでどれだけ苦しい思いをさせれば気が済むんだ.........誰にも愛されない鳴鳳決殺.....私は4000字を越えてあなたを語れるくらいにあなたのことが好きだよ............

 

またあのーーーー、檜山修之さんの喋り方が天才でしょ。なんであの喋り方思いついたんだ。あの囁くような呟くような、色気全開の喋り方はなんだ?!闘技場で血まみれになって倒れる鳴鳳決殺がまた痛々しくって...........色気もあるんだけどとにかくかわいそうでかわいそうで.........

 

あのね、満腹感を知らない人がもう一度経験する飢えより、満腹感を知った人が経験する飢えの方がはるかにつらいんだぞ!!!!!!一旦愛そうと、信じさせようとしたなら最後まで突き通して!!!!!お願い!!!!!!傷つけないで!!!!!!

 

とはいえ、まあ、それでハッピーエンドになったら世話ないんだよ。わかってる、わかってるよ。あそこで凛雪鴉が突き放すから凛雪鴉の何を考えてるかわからんミステリアスさが出てくるんでしょ。驕慢を盗むって1期で言ってたけど、あの全てを把握してるあの感じね。絶対驚かない、なんとかするだろうという全幅の信頼。それはもちろんあそこで突き放すからなんでしょ、わかってるよーーーーー!!!

 

でもなあ。鳴鳳決殺は人を殺してるけど、師匠には敵わんって言ってて奢ってなかったじゃん.....奢ってはなかったじゃん.........実力にともなった自信も奪いたいんか?確かに人を殺した罪を贖わないといけないとは思うよ、でも、でも、凛雪鴉ーーーーーっっっっ!!!!!!

 

鳴鳳決殺はかなしい。とにかくままならないのでかなしい。きっと構造から言って仕方なかったんだろうなと思うんだよ、復讐鬼になった彼に未来はなかった。でも、個人的に愛されてほしかったなあ......

 

凛雪鴉の今後に注目かなあ、正義のために何かを盗んでるわけじゃない。驕慢を盗み出すだけなのだからねえ。

個人的には、凛雪鴉と同じような人、つまり人の驚くところを、自信をなくすところを、膝をつくところを見たい、という人が、凛雪鴉をターゲットにしたとき、どんな感じになるのかな?というのが気になる。たぬきの化かし合いみたいになりそうだ。

 

 

【追記】

生死一劍見直してて思ったんですけど、最初闘技場の場面を「興が乗った」という理由でやってきていた鳴鳳決殺を見てて、あれー?そんなに更生する気なかったっけ?って思ってたら、やっぱりあったね!!!

 

母を殺し、産婆を殺し...って呟いてるけど、鳴鳳決殺、あなたのせいじゃないからね。

それから、腕試しのためだけに人を殺してきたが、生も死も銭もしがらみも関係なく剣で競い合うことがこんなにたのしかったとは、的なこととか、

あと今までの殺無生だったころの自分ってな感じで、過去形にして完全にいまと断絶してたし、やっぱり更生する気あったんじゃないですか......腕試しで人は殺しちゃダメだけど.......

しかも、凛雪鴉のことを「涼」って呼んでるのがなんか腐った心をくすぐられる。いままで人の命を腕試しで奪ってきた鳴鳳決殺に、「違う道を...示してくれた...」ってさあ。生き方を変えた上、凛雪鴉の名付けた「鳴鳳決殺」って名前を名乗ってこれから生きていくんだよ?!もうこれデキてんだろ。

しかも笛を渡して、「君ほど上手く吹けない」という凛雪鴉に、それは見事な音色を奏でるから「俺に力を与えてくれる」って!!!!ねえ!!!!力をくれる相手を凛雪鴉に選ぶの?!!!?!ってなった。やっぱりデキてんじゃん。うーん。でも鳴鳳決殺センパイは受けだな。絶対。 

 

 

以上です。また記事を書きたいと思います!

 

Thunder Bolt Fantasy 2期最終回を迎えての感想

サンファン10話〜13話を一気見したので、その感想を残しておきます。当然のごとくゴリゴリのネタバレです。

 

まず個人的にグッと来たセリフ。

 

10話より

凛雪鴉「どんなに便利な道具があっても、道具そのものを疑わずに頼りきりでは、到底使いこなしているとは言えんよ」

いやーーーこれ深くない?どう?なんか道具がなくては生きていられないこのご時世に、この言葉言われちゃうと、ウッってなるよね。疑わずに頼ってることもあるよなとか、使いこなせてはいないよなとか。物語において深いとかいうより、自分に刺さったね。これは。

 

11話

嘯狂狷「あのなあ、悪党が矜恃なんぞ抱えてどうするよ?いざとなれば、自分自身さえ裏切り、踏みつけ、切り捨ててなお笑って済ますのが、本当の外道ってもんさ」「自分の悪事に自分で酔って有頂天になっているようじゃあ、お前もまだまだ小物だな」

嘯狂狷、まあ役どころもあって基本的に好きなキャラクターというわけではないんだけど、このセリフについては、結構好きでした。

矜持を持ってる悪党って例えば誰ですかね、ルパンとか?怪盗キッドとか?まあそういう矜持を持ってる悪党ってのもカッコいいんだけど、嘯狂狷に関しては、このセリフだけを見たときに、矜持を持ってないことが一つの矜持なのかな?と感じて、それはそれでスタイルとしてありか〜とこの時点では思った。

まあその後の行動を考えると何の免罪にもならないんだけどね!w

 

12話

傷ついて痣のできた嘯狂狷さま、色っぽいな?と思ってたらどんどんボコボコにされて、もっと酷い顔になっていた。ちょっとさすがにかわいそうでは。最終的に婁震戒に殺され、吊るされてましたが。

 

なんかなあ。この場面、言ってしまえば勧善懲悪モノという印象を受けたのだけれど、勧善懲悪って難しいよね。

例えば、ルパンは誰が見てもカッコいいし、誰も不幸にしないし、クラリスを助けるルパンよりカリオストロ伯爵の方がもちろん悪人で、カリオストロ伯爵は死んで当然だ...とまで行かずとも、悪行の報いだ!と思うわけでしょ。

 

でも、本当にそうだろうか?

いやまあ野暮な疑問なのはわかってます。わかってますよ。「正義」は誰が決めるんだろう、と思うんですよね〜。正義があれば、悪人(だいたい、悪人かどうかってどうやって決めるんだ?)が死んで喜べるのか?例えば、凛雪鴉の悪行と、嘯狂狷の悪行をどうやって区別するのか?っていう話。

 

たぶん、法治国家で過ごしてるからそう思ってしまうんだろうなあ。...いやまあルパンは法治国家の世界なはずなんだけどwwおかしいなww

サンファンについてはそんな近代国家っぽい制度が(恐らく)なさそうなので、私的自治!という感じなんでしょう。だから仕方ないんだと思うし、実際私も嘯狂狷の死については、あらら〜...と思っちゃったくらいで、そこまで深刻には捉えてないけど、(まあ彼はなかなかの外道であることは確かなので)、でもやっぱり死んでよかった!報いだ!とまでは思えなかったし、少しかわいそうに思ってしまった。うん。でも外道だけどな。うん。

 

最終話

殤不患「俺は行いを以ってのみ人を断じる。人の命のありかたは、そいつが世界に何を刻んだかで決まろうってもんさ」

この言葉、よかったですねぇ。罪を憎んで人を憎まずってやつですか。「世界に何を刻んだか」で「命の在り方」が決まるってのもよかった。世界という大きなスケールを、個人の命という小さなスケールに持ってくるこの、いかにも英雄という話しぶりが大変よかったです。でも、誰もが何がしかを世界に刻んで生きているのかもしれない...などとポエミーな感想を思わず抱いてしまった。

 

また、婁震戒の「やってみろ、殤不患」がよかったですねえ。石田さんの低音。かっくいー!!!!!!いやこれは本当にカッコよかった。マジで。

 

そのあとの、

殤不患「俺を信じて託す気は?」

凛雪鴉「絶対にごめん被る」のあと、

「だったら俺がお前を信じるしかねえ」と言う殤不患!!!!あーーーーわたしは相棒系の関係性大好きなんだ!!!!これは腐ってるとかそういう話じゃなくて、人と人との関係性として相棒みたいなの大好き!!!ありがとう!!!しかも片方が信じてないなら片方を信じるみたいなこの感じも!!!!すき!!!!!ありがとう!!!!!!

 

そして殤不患を操る凛雪鴉が楽しそうで何よりです。圧倒的愉悦部。

 

心を虚ろにして拒むことにブチギレる婁震戒センパイ。結局彼は魔術に惑わされることなく、ガチ惚れしてるわけだから、彼は自身の心をもってきちんと惚れてるんですよね。心があればみんな惚れるやろ!!!!俺の彼女!!!!!って感じなんでしょうか。心をなくしてまで俺の彼女に触れたくないとは侮辱しやがって!!!!みたいな?

 

最終的に崖の下に七殺天凌と婁震戒センパイは落ちていき、「震戒、そこまで...(わらわのことを思って...)」と何やら感動していた雰囲気が漂う七殺天凌でしたが、ヤンデレに堕ちた恋人にしか見えなかった。ごめん。

 

いやしかし婁震戒センパイめっっっっちゃくちゃヤンデレだったな。この剣の柄を握る最後の男は自分以外いないから谷底にいれば一生オレのもんだ!ってどんなだよ。ヤンデレのテンプレがすごかった。迫真の演技でした。ヤンデレにしか見えなかった。石田さんの演じるヤンデレ、超いいな...って思いました。

 

あれ見てて思ったんだけど、ヤンデレってわたしは(属性として)あんまり好きじゃないっていうか、性癖に刺さらないんだけど、たぶんその理由は、ヤンデレが自分しか見えてないからなのだなあ、と思った。

執着攻めは好きなんですけど、それは相手を相手としてみているからなんだな。自分の思う相手(まさに偶像、idol)が好き、自分の中の相手が好き、っていうのは結局自分しか見えていないので。相手のことを思ってる感じがないんだよなあ。

しかもなんか、死ぬとか言い出すと、そのこと自体もビビるけど、死ぬって言ってる自分がどう見られてるかもわからないってことでしょ...ヤベエ...って思うんですよ(※個人の意見です)

 

ヤンデレを好きな人ってのは、あれだけ想われるその想いの量が幸せってことなんだろうか?嫉妬される重さすら嬉しい!みたいな。

でも死まで視野に入ってくると重さとかいうレベルじゃないけどな。重すぎて地にめり込んでそのままブラジルまで突き抜けるレベルだけど。

うーん、わからない!私はブラジルまで突き抜けずに日本の地にめり込むこともなく、二本の足でしっかと立っていてほしいタイプです。

 

とここまで散々ヤンデレわからん話をしてきたけど、石田さんの演じるヤンデレはスーパーよかった。あの低音!よさ!

 

婁震戒について、谷底で死んどるやろという意見について、殤不患は「だといいけど...」と濁してましたね?!あれは生き返るフラグですか?!?!!?!

 

とにもかくにも!

2期終了お疲れ様でございました!!!3期制作決定おめでとうございます!!!楽しみに待っております!!!

 

メリクリ 2018

 

メリークリスマス🎄🎅🎁

 

この記事はサンタさんが来なくなったひと、サンタさん連盟に入っているひとしか読んではいけません。サンタさんがまだ来ているおうちの子は大人になったら読んでね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

という前置きはさておき。まあこんな前置きをするのも以下の内容をお読みいただけたらご理解いただけると思うんですが。

 

私には妹がいるんですが、妹がとってもかわいいので、備忘録として残しておきたくて。

 

今日は家族四人でシャンパンを飲み、ワインを飲み、ローストビーフを食べて、刺身を食べてサラダを食べるという、和洋折衷もいいところな、でもとにかく豪華な食卓でした。どれも美味しかった。

 

家族で話していたとき、妹が突然、「サンタさんってさ、やっぱりパパだよね?」と言い出しました。

妹はハタチ。私より三つ下。シャンパンもワインも飲める歳です。パパは「いやいや、違うよ」と否定したわけですが。

 

妹曰く、

「サンタさんのことをずっと信じてたの。それで、去年、19歳のときに」

私「...待って、19歳のときまで信じてたの?いやまあサンタさんは確かにいると思うけど」

妹「うん。19歳のときに、サンタさんに渡した手紙を見返していたら、その封筒がサンリオだったの。サンリオだったんだ...と思って...サンタさんがサンリオで買うわけないじゃん?やっぱりサンタさんはパパだったんだと思って...」とシクシク泣き出す妹。可愛すぎる。

私「いや、サンリオと業務提携してたんだよ。ウチに来てくれるのは日本支部のサンタさんだからさ」

 

我が家は、毎年サンタさんにお手紙を書いていました。

サンタさんにお手紙を書いて、トナカイの名前や、サンタさんの好きな食べ物、サンタさんの生まれ故郷についてなど、いろんな質問を書いて、ケーキとビールを添えて、玄関の鍵を開けておき、いつも夜10時には消す外のイルミネーションもその日だけは夜中じゅう付けておく、そういうしきたりがありました。

そして翌日の25日には、ビールとケーキはなくなっており、手紙の質問にはすべて答えてあり、サンタさんからは英語のお手紙が返ってきていたのです。

 

 

妹「昔お姉ちゃんが、ずーっとサンタさんにもらうプレゼントを決めてなくて、24日の夜10時くらいに、のだめのCDにするって決めてて、そしたらちゃんと翌日それが届いたの。だから、やっぱりサンタさんには思いは通じるんだって思って、それで私は信じてたの」

 

なるほどね。ちなみにその日、日本支部我が家のサンタさんは死ぬ気でそこら中のCD屋を巡ったんだそうです。私はサンタさんの連絡先を知っているのでさっき教えてくれたんだけど、あの時はありがとうサンタさん。

 

妹「あるとき、私がサンタさんならわかってくれるはず!と思って、20日くらいにWiiが欲しいって言ってから、24日にDSiに変更したときは結局Wiiが来て、サンタさん私の思いはわかってくれなかったのか...って思った。でも結局Wiiの方が高いし、よかったけど」

 

妹「それで、お姉ちゃんは中3までサンタさん来てたのに、私は小6までしか来なくてそれがすごくショックだった。中3までは来ると思ってたし、お姉ちゃんは来てたのに...。中1のころ、何も欲しいものがなくて、サンタさんにお手紙書かなかったんだよね。だから、来なくなっちゃったのかなと思って、中2のとき、誰にも言わずにひっそり手紙書いたんだけど、それでも来なくて、泣いた。中1のとき書かなかったから、一回書かなかったらもう来ないんだなって思って...」

 

私「高校までそれでも信じてたんだ」

 

妹「他の人に、『サンタさんとか言ってバカじゃないの』って言われたんだけど、その人たちのところには、サンタさんを信じてないから来ないんだって思ってた。信じてたら絶対来るって...来なかったけど...」

 

またしてもシクシク泣く妹。いや可愛すぎかよ。ママ上もらい泣きしてるし。パパ上爆笑してるし。一方のお姉ちゃん中3のときにサンタさんにサンタさんの内情をいろいろ教わっちゃったんだけど。

 

日本支部の我が家のサンタさんによれば、私にサンタさんの内情を話してくれたときに、後日私が「わかってはいたけど、やっぱり言葉にされるとショックだった」と言ったんだそうです。まったく覚えてないけど。それで、我が家のサンタさんは、妹には何も知らせなかったそうですが、そしたらスクスク育って、ここまで信じる子になりました。なんてスレてないの。本当にいい子。

 

また、これも日本支部我が家のサンタさんの言ですが、24日の夜は、(当時はネットとかスマホとかもちろんないので)、トナカイの7頭の名前を調べるのにも一苦労したし、いくら子どもたちにわからないだろうと言っても、英語を間違えてはいかんと必死で英和辞典、和英辞典を引き、ケーキとビールを食べて、寝るのは毎年夜中の3時とかだったそうです。翌日寝不足で出勤。日本支部だとやっぱり英語苦手なんだね。大変だ〜サンタさん長いことありがとう。

 

だからねえ、ハタチを過ぎたらサンタさん連盟に入る側の人間になりつつあるとはいえ、まだサンタさん連盟に入るには早い子もいるから、サンタさんの話は慎重にしなくては!と心に決めた。

 

あと、妹に子どもができて、妹がサンタさん連盟に入るようになったら、この話をいつかしよう。

 

今年はそんなクリスマスでした。Merry Christmas!

BANANA FISH 最終回を迎えて

 

最初に言っておきますがネタバレです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たったいま、BANANA FISHのアニメ、最終回を見終えた。涙が止まらない。声を限りに叫びたい気持ちと、ひっそりと暗い部屋の隅でシクシク泣きたい気持ちとが混ざり合って、どんな言葉で今の気持ちを表現していいのかわからない。

 

 

今期ハケンアニメだから絶対にみてね!と言われた。漫画をほとんど読んでこなかった私は題名すら知らなかったので、試しに3巻までの無料キャンペーンを一気読みして、面白そうだと思った。まずはアニメを先にみて、好きだったら後から漫画買おう、くらいに思っていた。

 

 

結果、とんでもなかった。

腐女子としては、あ、めっちゃそういう描写じゃん!と思うところもあって、そういう面からも楽しんでいたんだけど、いや、もう、それどころじゃなかったっていうか、、、、

ここまで書いてきて思ったんだけど、私と作品の出会いなぞというどうでもいいところから、今までの自分的にグッときたポイントを逐一話していると最終話までたどり着けないので、とりあえず、とにもかくにも最終話の私の思いの丈を感情のままに綴っていいですか。いいですね。いきます。冷静さなんて知ったものか。

 

 

 

だいたいね、アッシュは最終話で19歳なんだそうです。wikiに書いてあった。ていうことはですよ。20歳になったアッシュが、英二と久々にアメリカで会って「久しぶり」なんて言うことも、30歳のアッシュが「ギズモ?はのどかなところだなあ」と目を細めて英二の隣で景色を見つめることも、40歳のアッシュがビール腹が気になってきた英二に「ちゃんと運動しないからだよ、お兄ちゃん」といたずらっぽく笑うことも、ないんだよ、永遠にないの、、、、、、どうして、、、、、、

 

 

ブランカに向かって自分を手放しに信じてくれるひとがいるから、俺は幸せなんだ、と語るアッシュ、英二のために死ねと言われてすぐに銃口を頭に向けるアッシュ、英二の危機に理性をなくして相手が死んだ後も撃ち続けるアッシュ、、、、、、ねえ、、、、、

 

 

「僕は君とともにある」じゃないんだよ、「僕の魂は君とともにある」んだよ、肉体がなくなっても、魂だけになっても、自分とともにいる、自分のことをそう思ってくれる存在を文字で確認して、死んでいるのに幸せな夢を見ているのね、ってそれほどまでに嬉しかったってことでしょう、、、でも二度と生きては帰らない、そんな、そんな悲しいことありますか?喧嘩して仲直りした図書館でってのがまた、、、

 

 

幸せそうな夢を見ている、そんな風に言われたアッシュの死に顔。アッシュのわずか19年間の人生は、最後は夢みたいに幸せだったんだろうか。そうであってほしい。でも夢みたいに儚かったことだけは確かだ。

 

 

英二がまだ夢から醒めていないの。英二はまだ、アッシュと絶対に会えると信じている。必ず会おうと言ってくれたってシンの優しい言葉を信じているし、アッシュがその後会おうとして走り出して、隙を見せてさらけ出して、そして、、、(絶句)

...そんなことは、英二の知る由もない。そして英二は夢から醒めたとき、きっと慟哭するだろう。自分の魂が共にあると言った相手が、絶対に会えると思っていた相手が、もうこの世に存在しない。死ぬ間際すら見ていない。さよならも言っていない。言う必要がないからだ。なのにどうして?ウワアアアアアアアアンもう無理!!!!!!!!!

 

 

アッシュと英二が共にいたのはたったの2年。わずか2年。17歳から19歳に至るまでの、青年と呼ぶには少し早いような、少年と呼ぶには大人びているような。

 

中学生や高校生のころ、毎日を必死に生きていたから気づかなかった。「制服」という記号が外れて初めて、「青春」という日々はなんて儚かったんだろう、大人たちが「華の女子高校生じゃないの」って決まり文句みたいに言っていたことは本当だったのだ、と思った。そのくらい、17歳から19歳の期間って嘘みたいに短い。

 

 

私はニホンで命を落とすことも、命の危機に瀕することもなく、青春を通り越したので、青春が嘘みたいに短い夢みたいな時間だったと思っているけれど、アッシュにとってはそれが「人生」だったんだ。

あの時俺たち危なかったよなあって酒を飲みながら昔話をする前に死んでしまった。そしてアッシュは19歳の時点で「昔話」をするには、悲惨な「昔」しか持っていない。アッシュと英二の2年間が、「昔」になる日々が、私は、私は、来てほしかったの、、、、、、、、

 

 

 

17歳から19歳というのも絶妙だ。アッシュは素晴らしく頭が良く、強く、みんなを従えて、大人に見える。だけど、朝は弱いし、かぼちゃは嫌いだし、そして誰よりも孤独だ。そんなアッシュが英二に出会った。隙を見せるほどに信じる相手に。

コドモだとか、オトナだとか、そんなことは意外と曖昧で、だれにだって二面性はある。だけど、大人は子どもなところを隠すすべを覚えている、、ように見える。私はそう思っている。

アッシュは、隠すすべを身につけていた。そのことが、大人だということなのか、あるいは隠しているからこそ余計に孤独を深めて、アッシュの心の奥底にある17歳の、等身大の彼が「寂しい」と今もなお叫びつづけているのか、わからない。あるいは両方なのかもしれない。

英二に出会ったアッシュは、誰かを大事にすることを覚えた。誰かを愛する人は強い。誰かを守る人は強い。こういうときのアッシュはすごく大人に見える。だけどじゃれ合っている二人は、「男」というより「男の子」だ。

 

それでも、と私は思う。

もっと英二に思いの丈をすべて話して、悩みもさらけ出したらいいのに。しかしアッシュは英二がその悩みに関わると、英二を苦しませたくない一心で隠す。ままならない。苦しい。しんどい。英二はそのことすらもわかっている。アッシュは自分を苦しませたくないのだと。でも自分のせいだと思うのはやめた、と。すべてをわかって、黙ってアッシュが無事に帰ってくるのを信じるのだ。

 

 

愛だ。愛としか言いようがない。

 

 

こんなことを言うのは興醒めなので言いたくないが、これは恋愛だとか、友愛だとかそういう小さい話じゃない。もっと大きな愛だ。すべてを覆い尽くす愛、相手を信じきる、まるごと愛す。そういう愛の話だ。家族でも友達でも恋人でも、何にも当てはまらない、人と人の、愛の物語だ。

 

 

それなのに。

現実って残酷だ。何度「if」を唱えても何も変わらない。何度「あのときああしていたら」と思っても現実は目の前に聳えている。

あのときラオをきちんと説得できていたら、あのときアッシュがブランカとカリブに行っていたら、あのときシンと空港に向かっていたら、あのとき、あのとき、あのとき、、、いくら唱えたって最後は変わらない。アッシュ・リンクスはその生涯の最後の一ページを閉じた。私はまだ取り残されたままだ。きっとしばらく引きずるんだろう。少年たちの、夢のような時間の、しかし真実の愛の物語を。

 

 

AD-LIVE 2018 10th Anniversary stage 〜とてもスケジュールがあいました〜 11.18 昼の部

 

最近寒くなってきましたね。

個人的に私生活がひと段落ついたので我慢してた石田さんの「いけない生徒会室」を聴き始めたんだけど、のっけから男性同士が恋人なのが当たり前の世界だった。あまりにナチュラルで、そういうの、イイネ!と思いました。

 

 

さて、そんなわけで(?)、AD-LIVE 2018 10th Anniversary stage 〜とてもスケジュールがあいました〜 11.18 昼の部のライブビューイングに行ってまいりました。

 

⚠️注意⚠️

この記事は、50年後の私がこの記事一本読むだけで、私が当時どんなイベントに行き、どんな感情を抱いたのかをわかるように残している備忘録です。笑

なので、「そんなこと知ってるわ!」という方は必要に応じて、飛ばし読みしてください🙏

また、私は腐っているので一部そういった表現があります(でも今回は私のせいじゃなくて不可抗力!萌えポイントの項目をお読みになる際はお気をつけて)。

何事も自己責任でお願いします。

 

 

 

AD-LIVEって?

実はAD-LIVE って気になってはいたんだけど、どういったものなのかよくわかってなかったんですよね。

 

 

About | AD-LIVE(アドリブ) 2018 - AD-LIVE Project

より以下抜粋。

 

「予測不能の90分」
大まかな世界観と、舞台上で起こる いくつかの出来事(ex.電話が鳴る、誰かが来る)が 決められているのみで、出演者のキャラクター(役)も、セリフも、 全てアドリブで紡がれる90分の舞台劇。 お互いのキャラクターは、舞台上で初めて知ることになります。

 

「感動と衝撃のドラマ」
どう紡がれるのか、 何が生まれるのかわからないアドリブ要素と、 予め決まっているいくつかの出来事の化学反応により、 その日その瞬間に、その場だけの 感動と衝撃のドラマが生まれます。

 

鈴村さんプロデューサー、舞台上がアドリブなんですね。

 

そして、大事なのが「アドリブワード」。

アドリブワードを募集! | AD-LIVE(アドリブ) 2018 - AD-LIVE Project

より以下抜粋。

 

AD-LIVEを作るのは、皆様!
舞台上で出演者が持つアドリブバッグに入れられる"アドリブワード"。
これまでも様々な形で物語を紡いできたこの"アドリブワード"を、
皆様から追加で大募集致します!
投稿頂いた中からランダムで本番時に使用致しますので、 以下の項目それぞれに記入頂き、
沢山のご応募よろしくお願いいたします!


[アドリブバッグ、アドリブワードとは]
アドリブバッグは、舞台上で出演者が常に持つバッグ。
アドリブワードは、そのバッグの中に入れられた紙に書かれている様々な言葉。
出演者は本番時、アドリブバッグから自由にアドリブワードを引く事が出来ます。
物語の展開に即したワードを引けるか、あるいは、流れを著しく変えるワードを引くのか、それは投稿頂く皆様と、出演者次第。
引いたら、そこに書かれている言葉を必ず言わないといけないルールで、90分の舞台を紡いでいきます。

 

これ、aboutのところに書いてくれたら見やすいのになあ。ということをちらっと思った。めちゃ大事な設定なのに~!探して見つけました。

 

そして今年のテーマ(毎年テーマがあるんですね!)は、「究極のアドリブ」とのことでした。

Story | AD-LIVE(アドリブ) 2018 - AD-LIVE Project

より以下抜粋。

 

今年のテーマは「究極のアドリブ」
今までのアドリブでは、テーマに添った大まかなストーリーや出来事に合わせ、 出演者がキャラやセリフをアドリブによって紡いでいた。
しかし! 今回決まっているのは「世界観」と「最後の行動」のみ。 「ストーリー」自体も、出演者が「アドリブ」で生み出していく!
そして、総合プロデューサー・鈴村健一は全公演にストーリーテラー役として出演。 その場その場で、第三者として設定や状況を付け加えて、「ストーリー」に変化を加えていく。 2人の出演者は、その変化にもリアルタイムに対応しながら演じていく。 物語が「最後の行動」まで、どう進行するかは誰にもわからない…… まさに、究極! アドリブ中のアドリブ!

 

さらに「AD-LIVE 10th Anniversary stage~とてもスケジュールがあいました~」の 各公演の出演者はなんと……5人! 過去最大でも3人だったAD-LIVEを前代未聞の5人で敢行。 さらにそこへ、ストーリーテラー役の1名を加え物語が描かれる。史上最大規模のAD-LIVEが巻き起こす奇跡の瞬間をお楽しみに!

10周年を迎え、 ますますパワーアップする「AD-LIVE」にご期待下さい!
 

 

10周年だったんだ...すげえ...ていうか鈴村さんっていま44歳なわけでしょ。てことは、34歳からこの企画やってるってこと?クリエイター、というか表現者ってまじはんぱないな...

 

 

そういうわけでまさかの初見が豪華な5人での公演(のライビュ)と相成りました。私が見てきたのは、岩田光央さん、小野賢章さん、櫻井孝宏さん、森久保祥太郎さん、鈴村健一さんの5人。そうそうたるメンバーですね。わくわく。

 

 

 

感想:総括編(ネタバレなし)

そんなわけで見てきました。全体的な感想としては、「えっこれ、台本ないの?マジ?」という感じです。

 

 

いやまあ、確かにアドリブワードの引きがその場の状況に明らかにそぐわない場面があって、そういうところから考えたらそりゃもうアドリブでしょ!って感じなんですけど、

 

アドリブワードの引きがその場の状況に合ってないと、そこで生み出される笑い、(「この場面でそんなこと言うの?!ww」みたいな)があって、奇跡が生み出されているのを間近で見たという感じでした。

 

そして逆にアドリブワードの引きが良くて、まさにその状況に合っているとそれもそれで「おお~」というどよめきが、会場からも(映画館内からも)生まれるほど。

 

 

しかしながら、アドリブワードは確かに大事な要素ではあるんですけど、あくまでそれはスパイス

 

それを上手く笑いに変えるのも、どう考えても状況的にありえないワードなので処理しきれずにえいやっと投げ出してその様それ自体が笑えるのも、素晴らしい引きをきれいに話につなげるのも、すべては料理人たる役者のみなさんの力量だなと感じました。

 

繊細な味もダイナミックな味も創造料理もどれも楽しめる、一度で何度も美味しい、そんな印象です。

 

でもスパイスがないと料理はダレるし(知らんけど)、やはりアドリブワードという制度は神。しかもそれを公募しているというところも神。

 

 

それから、役者のみなさんからしても、台本もなにもないわけですから、思わぬ事態が起きたときについ素が出てしまったりする。これがまたたまらなく面白い。

 

「役」としての皆さんに、リアルな素の反応が織り交ざり、これがまたかえってリアリティを増している気がする。あと普通に素に戻って焦ってるのが面白いし、はらはらするし。

 

 

そして形式としては、5人がしゃべりつつも、時折ストーリーテラー(今回は浅沼晋太郎さんでした。普段は鈴村さんらしい)が、「おお~これはこうしたらもっと面白くなるんじゃないかな?」などのように様々にプラスαの設定を付け加え、それを演者が取り入れる…という掛け合いの要素も含まれていました。

 

これね~~~~この構造とったの完全に大正解!!!という感じでめっちゃ上手いって思った(誰目線だよ…)。

 

だってさ、5人の演者は「演者」として舞台にいるから誰かが変なことをしても「役」として止めるなり加速させるなりするしかないわけで、つまりツッコミ役がいないボケ状態なんですよね。

 

これをストーリーテラーが自らツッコミ役を引き受けることで、崩壊せずにぎりぎりのバランスを保ってる。逆にストーリーが停滞してしまったときの、アドリブワードにはできない劇的な展開をスパイスとして加えることができる。

 

電話が鳴る、照明を落とす、新たな登場人物を突然加える、雷が鳴り響く…ストーリーだけじゃない、音も照明も各方面からスパイスを加えて、大変面白かったです。

 

 

なんだろうなあ、役者が演じるストーリーそれ自体と、役者が演じるというドキュメンタリーと、二つを見ている感じ。

 

そうですね、たとえば今回鈴村さんは「大河内」という役だったわけですが、鈴村さんが演じる「大河内」という人の物語を見る一方で、「鈴村さん」がどんなふうにその役を、ストーリーを作っていくかというドキュメンタリーをはらはらしながら、笑いながら、驚きながら見る、そんな感じです。

 

「舞台はナマモノ」「舞台は一回きり」。よく聞く言葉ですが、今回はそれをひしひしと感じました(っつってもライビュなんだけど笑)。きっとAD-LIVEをDVDなどで見るのも別の発見があるのだろうと思います。実はこのときこの役者はどう思っていたのだろうとか、オーディオコメンタリーとか。

 

でも実際にその場で考えているさまを見るのは格別ですね。私はライビュですが、本当に目の前で見た人はなおさらそう思うんだろうな〜〜絶対全然違うと思う。

 

 

ちなみに、ライビュの良さは顔が大写しになるところでした。会場がどの程度のキャパで、どのくらい良く見えるのかわかりませんが、役者の皆さんの表情の演技まで見れるのは大きいです。ライビュにはライビュの良さがあるなと思いました。

 

 

はい、以上でネタバレなし編はおしまい。

ネタバレを見たくない人はブラウザバックを推奨しますが、物語の根幹に関わらない軽微なネタバレならOKなひとは是非登場人物紹介だけでもみていってください。見たい!と思えると思うから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

感想(ネタバレあり)

登場人物

 

ビジュアルはこれだ!どん!

 

 

 

 

 

さてさて全くどういうことなのやら!という感じですね!

 

登場人物は以下の通り。→の推移は年齢です。この物語はある時点とその10年後を2幕に分けて綴られます。

 

イケガミ タクヤ(岩田さん):デザイナー。結婚を夢見ている想い人がいる。声がでかい。竹を割ったような性格。暴走族のレディースがまくしたてながら因縁をつけてきたのに呼応してまくしたてるタイプ。40→50

 

サガワ ヤマト(櫻井さん):中華料理店で使うようなおかもちを持つ配達員(名前を見てお察し)。ただし店はずんだやら牛タンやらを売っているらしい(※会場は仙台)。店の名前は「SENDAYEAH」(せんだいや。どう見ても仙台イェア!!である)。28→38

 

オガワ ソウタ(小野さん):「小さいに川、奏でるにのび太の太の小川奏太です!」が自己紹介の決まり文句。東京ファルハーモニーのシンバル奏者。パニックになるとアホになり、甲高い声で叫びだす。最初鳥の声かと思った。小鳥とかじゃなくてジャングルの。28→38

(サガワ(中の人は44)「僕38」オガワ(中の人は29)「え、タメじゃん!」のやり取りが面白かったです)

 

オオクラ ケンジ(森久保さん)「KISS」とでっかく書かれたファンキーなパーカーでご登場。この物語のミソとなる設定を握るキーパーソン。10年後の世界を生きていたが突然過去に戻ったらしい。元々親の言う通りに生きてきたが、突然幼馴染の誘いで暴走族に入る。今はやめている。ほかの登場人物から信じられない頻度で名前を間違えられる。「大沢」「大西」は序の口、最終的に「倉敷」まで出てきた。どこの岡山県だ。 25→35

 

オオコウチ レオ(鈴村さん):おにぎり屋の経営者。全国展開している。見た目がひょっこりはん。シーチキンとか昆布など普通の具も入れているのに、チョコとか絶妙にまずい具を入れだす。

(イケガミ(岩田さん)「あーーあれだな、あれだ、洋風の…ほら、周りにあんこついてるやつ」オオコウチ「おはぎ?」イケガミ「そうそれ!洋風のおはぎ!」) 20→30

 

既に面白くない??

年齢設定がこのストーリーのミソなんですけど既に面白くない???気づいた?鈴村さん20歳だよ?

 

いや、そりゃまあもちろん声優さんとしては20歳やるなんて造作もないことでしょう。

普段声優さんの年齢は全くもってキャラの年齢に比例しませんからね。石田さんとかもう性別も超えていくし人間も超えて多重次元に入ったりしてましたからね。

 

いやでも、これ舞台ですからね?!20歳?!www既に面白い。

 

以下ストーリー編。物語のネタバレをします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ストーリー

以下敬称略。

 

ダーウィンという新たな惑星があり、そこに行こうという計画?があって、そのことを祝って(?だったっけ?)、ハッピーミレニアムとかいう会が催される、と。

 

で、その会には最初オオクラ(森久保)がいて、続々と残りのみなさんも集まってくる。

配達員のサガワ(櫻井)も配達間違いとかひょんなことからやってくる。

 

会の司会を務める人が「みなさんが叶えたい夢を描いてください」と言うので、5人はそれを書いて渡す。

実はこの叶えたい夢というのは、演出上自分はこれをやりたいというものを書きます。例えば櫻井さんは「乾杯したい」とか、森久保さんは「何かを自分で決める」とか。しかもそれが何か互いはわからないんですね。

 

5人で書いていると、突然オオクラが「みんな信じてもらえないかも...」と言いながら、

・自身は10年後から来たこと

・10年後、地球は惑星ダーウィンと衝突し、地球は滅亡する。そしてそのことが事前にわかった人々は、10年後に向けて、「最後の日を笑って迎えよう」という「ポジティブ・ギブアップ」なる空気になる。「ポジティブ・ギブアップ」になった結果、みんないろいろなことを諦めてしまい、自分の本当にやりたいことを見失う。

・だから、この場にいるみんなには、自分のやりたいこと、夢を絶対に叶えてほしい。叶わなかったなら、そのときは10年後、ここにもう一度きましょう

 

という内容を述べる。

10年後、会わないといいね、でもまた会いたいなと言いつつ解散。

 

そしてここで暗転。実はこのストーリーはある小説家が書いている小説の内容なのでした。

浅沼さん演じるアシスタントさんの役割として、いろいろと小説家に注文をつけます。たとえば、イケガミ(岩田)の声が大きければ、小説家に向かって「先生、ここ字が大きいですよ!もっと小さく!読みにくいです」などと言ってみたり。いい味出してんだよなあ。

 

10年後、5人は再び集まった。

 

サガワ(櫻井)は自身の夢であった「独立したい」という夢を子会社という形ながらも叶えたが、また会いたいという思いからその場に。

イケガミ(岩田)は、想い人と結婚する夢があったが、振られたので来た。

オガワ(小野)は、シンバル奏者として演奏し続けるという夢。これは叶っているが、サガワと同じ理由でこの場に来た。

オオクラ(森久保)も、自分の意思で生きるという夢を叶えた。

オオコウチ(鈴村)は、おにぎりを大切な人に食べてほしいという夢を叶えられずに来た。

 

しかし、オオコウチの様子がどうも変だ。パジャマを着ていて体調が悪そう。聞いてみると、彼は末期ガンらしい。それでもこの場に来た理由は、4人の中に兄がいるのだと...その兄こそが「大切な人」で、だからおにぎりを食べてほしくてきたのだと...。

 

探偵によれば、兄は仙台に住んでおり、「運び屋」というあだ名だったそう。年齢的にもその情報からも、兄はサガワ(櫻井)だったのである。だから鈴村さんは20歳役を演じたわけですね。誰がお兄さんになっても良いように。

 

サガワは半信半疑ながらも、オオコウチの母からの手紙、いつも私はあなたの味方だという内容の手紙を読む。

 

皆でおにぎりを食べようと、オオコウチのおにぎりを食べて、オオコウチ(というか鈴村さん)はグミ入りのおにぎりを食べたところで生き絶える。

 

そしてサガワは、「さすがに命をかけてまで嘘は言わないでしょう。僕は、このお母さんという人に会ってこようと思います」と言う。

 

イケガミ(岩田)が自身の持ってきたワインで乾杯しよう、という。死者の前で乾杯というのもあれか、というイケガミに、サガワは「いや、乾杯でいいんじゃないですか」と言い、乾杯。

 

最後に、今日という日を祝って(だったかな?)、オガワ(小野)がシンバルを叩く。

 

というストーリーでした。

メインストーリーはこれですが、細かいところ全部端折ってる(細かいところの笑いも最高)ので、DVDなりなんなりでご覧になってください。

 

 

 

萌えポイント

感想としましては、とにかくねーーー面白かった。主たる感想はさっき書いたから、箇条書きで萌えポイントを述べていきますね。

と言って書いてたら萌えというより単に面白かったポイントになってしまった。

 

 

・鈴村さんをソファに押し倒す賢章くん。色めき立つ腐女子

 

・ワインを一気飲みする岩田さん

・とにかく声がデカイ岩田さん

・声がでかすぎて浅沼さんに「ちょっとイケガミには眠っててもらいましょうか」と言われる始末。しかしすぐに起きる岩田さん。

 

・「厳しめ」というアドリブワードを「いましめ」と読み、森久保さんに「それたぶん、『きびしめ』だと思うんだ」と言われて、素で恥ずかしがる賢章くん。「穴があったら入りたい」と言いながらクローゼットの中にすっぽり入る。かわいいね。

 

チョコ入りのおにぎりを(具を知らずに)初めて食べて、素っぽい顔で「何だこれオメェ!」というような顔で鈴村さんを追いかける岩田さん。追いかけっこ開始

 

・おにぎりの具が何かと問われ、「なんですかね?」と言う櫻井さんに、また変なものでも入っているのかとみんなで櫻井さんの元に集まった結果、まさかの昆布

「お前昆布もわからねえのか」と岩田さんに言われる櫻井さん。これマジでわからなかったんだと思うんだよね。櫻井さん演じるサガワ曰く「僕たぶんこれ初めて食べました」って言ってた。これはマジなの?ww

 

・ひたすら名前を間違われる森久保さん演じるオオクラ。倉敷。KISSとでっかく書かれたパーカーもいじられる。

岩田「おい!大...なんだっけ?大キッス!」

森久保「オオキッス?」

 

ゴー☆ジャスティス(詳しくはもうみてください)

 

・シンバルをいい姿勢で置く賢章くん。かわいい。微妙にタイが曲がっていたけど誰も突っ込んでなかったけどあれはいいの?そういうもんなの?ww

 

・鈴村さんが完全にひょっこりはんだった。

岩田「ああお前、おにぎり屋やってそうだわ」

 

・10年後パジャマ姿のオオコウチ(鈴村)に対し、

各位「クッサ!」「お前シャワー浴びてこいよ!」「すっぱクッサイ!」

オオコウチ「ガンで...入院してたからお風呂に入れてなくて...」

各位「あっこれ俺のにおいだったかも」「全然臭くない!大丈夫」「まあまあ、シャワーでも浴びてさっぱりしてこいよ」

 

・おにぎりの具がマンゴー

・おにぎりの具がチョコ

・おにぎりの具がグミ

 

こんな感じです。

 

 

アフタートーク  

鈴村さんは、普段はストーリーテラーをしているけれど、今回は演者。浅沼さんがストーリーテラー役ということで今回のアフタートークも進行は浅沼さん。

浅沼「鈴村さん、演者はどうでしたか?」

鈴村「まじ吐きそうだったw」

 

実は小野さん演じるオガワという役、岩田さん演じるイケガミという役は、何年か前にやった役らしい。

 

森久保さんの役は誰だって言ってたかな、誰か別の人が演じてた役の世界観を引き継いだのだとか。自分が以前やった役をもう一度やるのはあるけど、森久保さんのようなクロスオーバー的なのは珍しいんだって。

 

鈴村さん演じるオオコウチは、2008年に岩田さんとやったときに死んだ役で、岩田さんは鈴村さんがパジャマ姿で出てきたときに、「あ、こいつ死ぬな」と思ったんだそう。

鈴村「グミ入りのおにぎりを食べて死んだけど、まじでマジィって思ってw」

 

 

櫻井さんは「運び屋」で自分は確かに当てはまるが、あまりにベタすぎて、本当に自分に来るのかと思いつつ...だったらしい。

森久保さんも自分が兄になっても大丈夫なように準備してたのだとか。

鈴村さん的には、小野さんに押し倒されたときに「あのとき何かを感じて...実は兄だったんだ、って!」という流れにしようかとも思ったらしい。

岩田「俺は早々に抜けたからね。50だから無理だから俺は」と笑

 

普段から打ち上げの飲み会ではこんなふうに、自分はこうなると思ってた〜の話題で盛り上がるんだそうです。すごい。

 

こんな感じだったかな?いやーーーよかったわ!!また見たいなあ。

 

 

 

 

 

VOICARION Ⅲ 信長の犬 衣装展示

寒いなあと思って布団を重ねまくって寝ているのに、朝起きると布団を剥いでるせいで結局寒い。どうしたらいいっていうんだ。とるころーるです。寒くなってきましたね。

 

そんなわけで今日は石田彰さんの衣装展示に行ってきました。

オシャンティータウンGINZA(日比谷というか銀座というか有楽町というか。あの辺近いからとりあえずお洒落)。

学生には敷居が高いヨ〜〜っっ

 

日比谷シャンテ 3階 本屋さんの中にひっそり佇んでました。その時間は私だけだったので写真撮り放題。あっちからこっちから撮りまくり!!

 

 

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こんな感じ。もっと近づいてみる。

 

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ガラス越しじゃない!!!

嬉しい!!!ガラスだと自分の姿が写るのが本当にしんどいんだよ😭😭

 

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横はこんな感じ。石田さんの瞬間を切り取ったヨ。PVを見て、「はあ〜〜〜〜〜〜DVD早くこないかな〜〜〜〜〜〜」と思いました。あの感動が甦る。

 

そしてテープに被らない上半身をぱしゃり。

 

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右側、説明文付き(見切れた)。

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説明文はこれ。

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「資正に寄り添っている」で心の涙がぽろり。そうなんだよね〜〜〜〜資正に「すーけーまーさー!」と叱ったりしつつも寄り添ってるんだよそうなんだよ....はぁ...

 

あと、最後、「完璧な犬嫌い。というより犬恐怖症がね!!!それ!!!

犬が嫌いだったら、瑠璃丸に「寂しいのう」ってあんな声と表情で言いませんよ、そうなんですよ、犬嫌いって本人も言ってたけど、恐怖心があるだけなの........そうなの..........

 

 

とまあ、(心の中で)ギャーギャー言いつつ、こんな風に撮りまくってたら、ファンの方だろうな〜という女性がいらして、

「話しかけたい...この喜びを分かち合いたい...でもPVご覧になってるからもう少し待とう...」

とチラチラ見つつ明らかに不審者だろ〜という動きをしたのち、目が合ったので(※合わせたので)、お話ができました!!嬉しい!!

 

(しかも名乗ったら私のブログを読んでくださったことがあったと...ありがたや....🙏🙏 信長の犬のためだけにブログを始めたので、嬉しいっす...🙏🙏)

 

 

と思っていたら、なんとその場にフォロワーさんも偶然いらして3人で鑑賞することに。先の方とはFFになりました。ハッピー。

 

新・フォロワーさん(NAITOさん)が、詳細な分析、感想を語ってくださって...それも入れつつのレポです!(ブログに載せることを許可してくださって、NAITOさんありがとうございました🙏🙏)

 

 

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とにかく模様が細かい。劇場で観ると、遠いからここまで細かくは見れないじゃないですか。

でもこんなに近くで見ても、もう〜じっくり見れる。藤沢先生も仰ってましたが、ホントに手抜きとかもう一切ない、ひとつの芸術品という感じです。

 

襟、写真だとわかりにくいんですけど、キラキラ光ってたんですよね。綺麗だった〜〜!襟の模様もなんか不思議な感じですよね。曲線。

 

そして、襟のところの、、あの、、、、ヒモ、、、、(語彙力)(部位の名前がわからない)、緑がかわいい!!!

他のところは渋い感じなのに、ここのヒモのあたりが際立ってかわいい。

NAITOさん「緑って石田さんカラーなのかな〜って」

確かになんとなく緑っぽいイメージがあるかも...💓

 

そして、帯。帯がなんか西洋っぽい感じで良い...田舎侍であることを邪魔しない程度にこうやって入るお洒落感...

NAITOさん「エキゾチックな感じしますよね〜アラベスク模様、みたいな!」

🇹🇷「ウンウンヾ(๑╹◡╹)ノ"」

 

 

ていうかそもそも、身ごろ?のところと、袖のところと、生地違ったんですね!!わからなかった!!

 

で、ですよ。そこの袖のところがね!!見て!!

 

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わかるかなあ。透けてるんですね。つまり、かなり薄い!!!生地!!!

スポットライトだけでも舞台上ってめちゃくちゃ暑いのに、炎とかバンバン出てたもんね。

藤沢先生も、アイスノン入れる箇所が衣装についてるって仰ってたし、やっぱ相当暑いんだなあ(さすがにアイスノン入れる場所はわかんなかった)

 

NAITOさん「ここの袖の生地のところ、『たてろ』になってますよね」

 

🇹🇷「タテ...ロ...???」

 

NAITOさん「横絽と縦絽と言って、この筋が縦になってるんですよ。たぶん、横絽(筋が横に入る)だと、光が透けて薄い生地に見えちゃうから、縦絽にすることで、光を透けにくく、かつ、薄い生地にしたんじゃないかなあ」

 

🇹🇷&フォロワーさん「おぉ〜〜!!」

 

なるほど.......!!!確かに身ごろの生地が結構しっかりしてるから、袖だけ薄いと、なんか袖だけペラペラしたように見えちゃうもんね。

でも舞台は暑いから薄くしたいし...着物全く詳しくないので嬉しい...ありがたい...

 

こんなブログも見つけました↓

写真付きで、縦絽、横絽の違いがわかりやすいよ!

夏の洗える着物、絽の夏大島風|便利な「縦絽(経絽・竪絽)」と「横絽」の違い|50代の普段着物~母の着物から始まるハッピーライフ

 

 

続いて下半身です。

 

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深緑の布に金の糸で装飾。渋いぜ。しかし、ホント、かっこよすぎるというか、ほんとうに......凝ってる.......じっくり見れる.........

 

NAITOさん「このタック?っていうのかな、折り目も不思議ですよね。普通だったらこの折り目のところ、全くないか、あるいはもっとしっかりあるような...石田さんたち、朗読しながらの座ったり立ったりがあるから、それがしやすいように、この位置に折り目をつけたのかなあ...」

 

🇹🇷「おー確かに言われてみれば...!」

 

折り目への目の付け所、私にはなかったのでやっぱり話しながら鑑賞っていいな....じんわり...

 

そしてお足元。

 

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足袋ね!!

足袋もお洒落!地下足袋って言うらしい?んだけど、私は全く詳しくないので、足袋なのに靴みたいになってる〜〜!と物珍しく見てしまいました。無知。

足袋の模様もこれまた切り返しがあって素敵。博多座ではみれなかった部分がじっくり見れたよ〜〜💓💓

 

そして右から、左から、引きも撮った。

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はー満足。

🇹🇷「ほんと、ガラス越しじゃないのは嬉しいんですけど、全身撮影したかった〜〜!!テープがあるからできないんですよ〜〜😭」

 

NAITOさん「人がいないときはね...テープの下から屈んで撮れば、全身撮れるよ💓」

 

🇹🇷「😳😳😂😂💓💓✨✨📷📸」

 

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なんとなくこのアングル、多門さまに跪く気分を味わえない...?多門さまの部下、いいっすね...

 

ちなみにこれを撮っている私の滑稽さをみてください。

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こいしさんレポに引き続き、こちらのクソ絵で、レポを締めたいと思います。なんたる後味の悪さ!!!ww

この後味の悪さはDVDで払拭したい(切実)

 

 

いやーーーしっかし、もうね、

本当に満足!!

 

 

帰りは、もう少し撮っていくというフォロワーさんとさよならして、名残惜しく後ろ髪引かれる思いをしつつも、NAITOさんと二人で駅までてくてく。

 

漫画をほぼ読んだことがなく、アニメも見たことがなかった私の、石田さんとの出会い(※銀魂→お金がないっ)をお天道様の下で、オシャンティータウン・GINZAで語りました。もういいんだ。みんなで話せば怖くない。

NAITOさんは笑いながら聞いてくれました。嬉しかったです。へへ。

 

3人で見れて楽しかったです〜〜!!ありがとうございました。

他のお衣装見にくる時間もあるといいな、、、!!!