とるころーるの備忘録日記

石田彰さんを最近好きになったド新規ファンがいろんな感想を書いていくブログ。ツイッターもやってます→ @turkey_a_san

モブサイコⅡ 9話 感想

別にツイッターでずらずら書いてそれで終わりにして良いレベルの分量なんですが(せいぜい1000字程度だし…)、しかしツイッターに残すだけにするにもちょっと長い分量だったので、備忘録的にさらっとツイッターからコピペをしておいて、あとから自分で読み返します。自分用です。

 

旅行で見れていなかったモブサイコ9話を見た。なんかいろいろな感情が爆発した。


怒りのモブの本気さがすごい(あんなもの見たらそれはそう)

そして、そんなモブが師匠が待っていると知った瞬間、泣きそうな顔で急がなきゃと言った、その表情もよかった。師匠に会ったときもどうしよう、師匠、と頼るような眼をして、霊幻が安心させるようなことを言った瞬間「ハッ」としてくたりと力が抜けた。

 

いや~~~このあたりの描写、霊幻モブのCPが好きな人にはたまらないのでは?私はこの作品はそういう風にはどうも見れないんですが(たぶんモブが中学生で霊幻が大人だから)、好きな人にとってはたまらないんじゃないか、ということはわかる。というか別に腐った目線で見なくても、絆というか師弟愛というか、そういうのがしっかり感じられる回だよなあ。7話のあとだけに、この二人の関係性は変わらないのだ、ということがわかって良い。

 

個人的には、(キャラクター的に絶対にありえないんだけど)モブが「師匠、またまた霊能力ないのにそんなこと言っちゃってw」っていじるようになっても全然楽しそうと思っていたんですけど(笑)、やっぱりモブにとって師匠は師匠なんだな。彼の言葉に救われるんだわ。

 

シリアスの中にあるコメディもよかったw ショウがアレルギーも配慮してくれるぞ!っていうボケをかましたり、爪の元幹部が霊幻先生って言ってるのウケた。仮にも元幹部がいいのかそれでwwていうか霊幻の話術に乾杯。やっぱアンタはすごい。

 

あと!!!!!!和彦さんの!!!!!!声がいい!!!!!!!!!声が!!!!!!!!!!いい!!!!!!!!!!!!!!!かっこよすぎない?????

 

と思っていたら突然の杉山さんだよ。ビビるじゃん。衝撃のカッコよさ。杉山さんの声がキャラクターに合いまくってていいな~~~~~~~!!!!!!!!杉山さんのご出演されている作品全然詳しくないんですけど、私が数少ない視聴済みのキャラクターが黒執事のウィルで、あのキャラクターも相当合ってる~~~~~って思ったけど、なんか、、、、、、、いいね、、、、、、、、、めっちゃいいね、、、、、、語彙を喪失した。
あ、あともやしもんも見たわ。ていうかコードギアスも見たわ。川浜とかリヴァルの系統の声も好きだけど、ウィルとか島崎の系統の声も、、、、かっこいいわ、、、、、かっこいいですわ、、、、、、、と思いました。ボキャ貧か。ボキャ貧です。なんていうのか、人を食ったような見透かしたような感じ。次回以降もきっと活躍してくれるのだろうな。期待。

 

ほかにも温泉旅券渡すところがゲーム画面のようになったところとか、ウケどころはいろいろあったんですがとりあえずこれで。また次回を楽しみにしています。

PSYCHO-PASS SS Case.3 恩讐の彼方に 感想

 

見てきたよ!!公開初日の朝イチで!!(五・七・五!)

またしても立川です。KOUGABION(狡噛美音)。狡噛の声が、、、、、よかった、、、、、、音響最高、、、、、爆発音の迫力ヤバない?

ゴリッゴリのネタバレなのでよろしくお願いします。あと私は思いっきり腐っているのでその辺もご注意願います。セリフは全てうろ覚えです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・まあまあ槙島が喋る

いやマジでまあまあ喋る...やん...カッコいいじゃん...

宜野座くんが朦朧とする中思い出したのは狡噛だったのに(Case.1)、狡噛の視界には宜野座くんは1ミリも入らず、槙島にとらわれ続けているのね...という腐った思考が開花。報われない宜野座に合掌。ああもう幸薄い宜野座くん。幸せになって。

 

狡噛と槙島の2人のCPが好きな腐女子、息してる?してないよね!銃を「訳あり」だかなんだか言って(忘れた)、特別扱いしてたもんな!!!!!!

 

 

まあそんな視点は置いておいて(初っ端からすみません)、「復讐とは死んだ者にとらわれることだ、君こそが悪霊なんじゃないか」というような槙島のセリフで、ああまだ狡噛は過去と決着をつけていないんだ、ずっととらわれているんだ...と思った。

だって普通に会話が成立してるし...どんだけとらわれてるの...死ぬ前も槙島に振り回され、死後も槙島に振り回されるとは。

 

それと、狡噛の「人を殺せば、殺す前の自分にはもう戻れない」「人を殺しているとだんだん慣れてきて、自分が生きている意味がわからなくなってくる」(だったっけ?)、という言葉。

人を殺したことで、狡噛は生死の狭間にいるのかもしれない...と思った。生きながらにして死者の世界にいるような。そして、それに抗うように、生を感じるために、殺すことに慣れないように、人を殺すことを拒んだのかな、と。

 

それにしても、1期の狡噛さんは復讐しか見えていなかったけれど、いざそれで復讐を遂げ、「復讐なんて命をかけてやる価値はないと思うね」と言ったときの狡噛さんの気持ちはどんなかなあと...

あんなに復讐のためだけに生きていたのに、全てを捨てたのにそれに価値がないと言い切る狡噛...

 

「狡噛は日本で復讐をしたのね」とテンジンに問われ、「ああ、復讐をしたよ」と答えた狡噛の声のなんと甘やかなことか。あの柔らかさな声の出し方が最高だった。どこか懐かしむような、憎しみなんて感じられない優しげな声。

こんなにもこの人は槙島にとらわれているんだ、と思った。

 

いやーーーしかし、「撃つ覚悟も撃たれる覚悟もできていない」とテンジンに諭している狡噛のセリフを聞いたとき、脳内にルルーシュがよぎったのは私だけではないはずだ....撃っていいのは撃たれる覚悟があるやつだけだ...

 

 

・居場所がない者たち

「狡噛は、復讐をすることで最後の居場所も捨て、全てを失った」とはフレデリカの言葉ですが、ガルシアが死に際に言う、「俺たちには居場所がなかったんだ...」という言葉がリンクした。

居場所がない者同士、必死に生きているのは同じだったのかな。ただ、狡噛は組織を抜け、誰かの命を背負うことを辞め、ガルシアは部下の命を背負い、汚い手段を使ってでも平和のために戦った。

 

Case.1ではロジオンが宜野座と対比されてたけど、ガルシアも狡噛と対比されていたのでは?と思った。まだパンフレット読んでないけど。

 

 

・アクションシーン

初っ端の目を刺すやつはちょっとウッってなった(目は痛そうなのでどうもダメ)けど、そんなこと言ってたらこのシリーズは見れないね。

最初のアクションシーンで敵を楽々と倒す狡噛も、「俺も(見覚えがある)だよ」と言ってナイフを床に突き刺す狡噛も、列車の上で戦う狡噛もカッコ良かったです。

 

(フレデリカの操作したドローン、最初敵かと思って、「あれ?!宜野座くんと同じく、肉弾戦でコイツと戦うの?!」と思ったの私だけじゃないはず。ていうかフレデリカ、めちゃ強いね。びっくりした。やり手すぎる)

 

というか、下っ端は殺さないように計画した、と「計画練ったぜ!」みたいなノリで言ってたけど、列車の爆発に巻き込まれ、落ちながらもドローンを掴んで結構〜〜〜〜ギリギリのところで生き残ってたけど、あれ計画織り込み済みなのか?大丈夫?もうでも生き残って日本帰って宜野座くんと会ってもう一回拳で会話してくれればオールオッケーだよ!!!!喧嘩終わった後にブランデーを2人で飲んでくれ!!!!!!

 

 

・衣装とか風景とか音楽とか

衣装が!いい!狡噛の民族衣装が!いい!似合いすぎか?!旧新1係全員の民族衣装姿を見たいよ!!!!私は!!!!!というくらい衣装が可愛かった。

民族衣装ともそうだし、全体的に風景が本当〜〜〜〜によかった!綺麗!エキゾチック!異世界に飛び込んだような感じ。飛び込んでるけど。映像が綺麗すぎてやばかった...

 

そして!音楽!今回は新作だそうですが、おしゃれ〜だったね〜と思ったよ〜

戦闘シーンだったかどこだかで、今までのテーマが使われていて、ああーーーーニクい!ニクいぞ!と思った。最高。

 

 

・テンジン

銃、撃つかと思った。撃たないのね。よかった、狡噛は1人の少女を救えたわけだ。

 

狡噛の「これはテンジンの分だ」って言ってナイフを突き刺して殺したシーン、「殺すのに慣れることの恐ろしさ」よりもテンジンへの思いというか、義理堅さというか、うーんどれも違うな、上手く言えないんだけど、そういったものが勝ったのか、と思った。

自らの手を汚しても自分の信念を通す、自分がその時正しいと思ったことをする、他の誰にも邪魔させないという感じと言ったらいいのか。そういうところが狡噛っぽいなーーー!

 

テンジンの設定が少女と女性の間ってところもよかったな。テンジンと霜月と、キャラクターは全ッ然違うけど、成長しきってない点と、その側に大人の女性がいる点がちょっとだけ似てるなって思った。

霜月もまだ「大人の女性」にはなりきれてなくて、朱ちゃんとか六合塚とかとの違いを見つつ、成長の過程を見た感じがしたわけで、テンジンもフレデリカとの会話を通して、狡噛の一端を見る感じというか...ね?

 

狡噛も狡噛で、2人への目線は全然違う。テンジンのような「少女」との成り行きで「先生」を請け負う一方、「大人」なフレデリカの建前を見抜いて、「大人同士」で対話する。同じ雑賀先生の受講生というところがまたよかった(狡噛の幼少期、母との関係とか確かに気になるよなあ、初めて出てきたよね?)。

 

そして、「ピースブレイカー」が武器の供給源、とはどういうことなんだろうね?平和を壊す者たち...

 

 

・萌えどころ詰め合わせ

テンジンをおんぶした狡噛を見て、武弥くんをおんぶした宜野座を思い出した人は絶対私だけじゃない。パパ。めっちゃパパ。

 

「お子様連れか?」と言われて慌てる狡噛と言い、自分のことを「おじさん」と言って坊やに語りかける宜野座と言い、なんかイケメンお兄さん枠とイケオジパパ枠を兼ね備えてないか?!?!?!萌えどころがますます増えてしまう!!!!ありがとう!!!!!テンジンに抱きつかれてワタワタしてる狡噛可愛すぎ!!!!!!!新米パパみたい!!!!!パパじゃないけど!!!!!!!!

 

 

あと狡噛のお風呂シーンが最高でしたね。最高でした。異論は認めない。筋肉の盛り上がり方が良くて、私は心の中で「結構なお点前で...」と呟きました。ごちそうさま。

Case.1では宜野座くんも上裸を晒していて、こちらも見事なお点前でしたが、今回も本当にありがとう。

 

お風呂シーンといえば、フレデリカ〜〜〜〜〜〜!!!!!!ありがとう〜〜〜〜〜〜ナイスバディ〜〜〜〜〜〜!!!!!濡れ髪もまたよきですね。はい。サービスシーンがすごくない?本当に。大丈夫?みんな鼻血出てない?私は心の鼻血がダダ流しだったよ!!!!強い女のサービスシーンで鼻血が止まらない!!!!

 

あと、冒頭で「お姫様のお目覚めか?」と言われる狡噛を見て、腐った思考全開の私は「お姫様は宜野座くんだと思ってたけど、狡噛もお姫様になれる可能性が、、、!」と思いました。本当にごめんなさい。

 

締めがこれで申し訳ない!順番をもっと考えるべきでした!!ていうか恩讐の彼方に、読まなくちゃな。たどたどしく読んでるテンジンが可愛かったね。

あーーーしかしなあ、狡噛がまた日本に帰ってくる喜びな。なんで帰ってくるかはイマイチよくわからないけどw、また宜野座くんと同じ画面で見られることを楽しみにしています。

 

PSYCHO-PASS SS三部作すべて見終わったのが悲しい...でもまたしばらくしたら見れるよね!!!それを楽しみに生きていくぞ!!!!!

 

本当にありがとうございました!!!

 

モブサイコ100 Ⅱ 6〜7話 ホワイティー編 感想

 

いま7話を見てきた。ネタバレです。

 

いやーーーーー、、、泣いた。

 

モブのバックグラウンドは学校(肉改部とか)や家族(というか律)がいままで描かれてきていたけれど、師匠のバックグラウンドというのはいままで描かれてこなかった。

むしろ、描かれてこなかったからこそ、その発言に説得力があったのだとも言える。

 

背景がわからないから信じられる、というものはいろいろとある。例えばマジック。タネがわからないからこそ、すごいと思える。タネがわかってしまえば「なんだそういうことか、自分でもできそうじゃないか?」なんて思ってしまうこともあるかもしれない。

 

「わからない」ということ。それが信じることにつながるケースもあるのだ。

師匠の場合は明らかにこれだった。バックグラウンドがわからないから彼の言葉を信じられた。

 

師匠は実は、28歳独身で怪しい商売をやっていて、母親から「いい加減帰ってきなさいよ」なんてメールがきて、「まっとうな」職業のチラシなんか添付されていて、誕生日も自分から言わなければ誰も祝ってくれない、「師匠」でもなんでもない、ただのひとりぼっちの男なんだとわかる。

「弟子」だと思っていたモブすら自分を離れてしまい、離れても何とも思っていないような絶望。

 

これはなかなかきつい。マジックの種明かしをされたような気分だ。

別に種明かしをされていなくても、怪しい商売をやり、中学生を時給300円で雇い、しょうがないねぇとしか言いようがない状態なことは確かにわかっていた。それでもその言葉には説得力があった。

それがいざ種明かしをされ、バックグラウンドの「寂しさ」を出されると、辛かったんだなと、一人の男として見てしまう。

 

 

6話でモブにきつく当たっていた霊幻にはまだ意地があった。つまらないプライド。自分の方がモブよりも上なのだ、利用して「やって」いるのだ、という思い。

だけど、「何かになりたい」という自身の卒業文集の言葉を聞いて、結局モブを利用していただけ、モブの青春の足を引っ張っているのではないか、自分は能力あるモブに憧れていたのだと認める。

 

自分は何者にもなれなかったと、あの場で黙考してその結論にたどり着いたことは、どれだけ辛かっただろう。今までずっと上から話してきた、器用貧乏なだけの霊幻がそれを認めることは。

「成長したなあ」という言葉。もうお前は一人でいいんだという気持ちがこもっていたんだろうか。

 

ただね、私は思うんですが、霊幻がモブに離れられた後もへこたれずにHPを作り直したり、メディア露出したりと、あの生放送までは成功していたわけで、それは本当にすごいと思うんですよ。へこたれない力がある。

そして霊幻があの会見の場で、母の作った文面をそのまま読むのではなく(そもそもここの母の愛にも泣いた)、「なんで集まってんの?」と自分の言葉で、きちんと頭で考えたこと、やり過ごすんじゃなくて諦めずに何とかしようとしたことは、本当にすごいと思うんですよ。

 

彼は確かに器用貧乏なのかもしれないけど、その言葉には説得力があって、バックグラウンドがわかってもなお、やっぱりついていきたいと思えるようなカリスマ性はあるなって思うよ。私は。

 

最後、モブに俺の正体を知らないのか、と問い、「わかってますよ」と言うモブに、びくりとする霊幻。そこへ「いいやつだ」、もうーーーーーね、この言葉で泣いたよ。

 

確かに霊能力のあるモブが、霊幻に霊能力がないことくらい、わからないはずがない。でも、今までの徹底された霊幻への接し方で見ている側としても信じていた。彼は霊幻を信じているのだと。霊幻の正体を知っていてもなお、霊幻のもとに足繁く通っていたのは、霊幻が「いいやつ」だったから。利用されていることをわかっても全部飲み込んで霊幻と共にいたことが泣ける。

 

今までひとりぼっちであることがわからなかった霊幻が、実はひとりぼっちだったのだとわかり、モブも離れ、ついに本当にひとりになってしまったところに、もう一度モブは帰ってきてくれた。

 

今こそ、「利用する側とされる側」でもなんでもない、本当の「師匠と弟子」として、いや、1人の男と1人の男として、対等に話せるのだろう。

 

霊幻はもう、ひとりじゃない。

そのことが本当に救いになって、最高のラストでした。自分から言わなくたって、モブに誕生日を祝ってもらえてよかったね、おめでとう霊幻師匠。

 

引き続き、8話が楽しみです。

 

 

PSYCHO-PASS SS Case.2 First Guardian 感想

以下ネタバレです。

 

相変わらず立川の音響で見てきた。最高。TOTTUAUND万歳。

 

やっぱり何を置いてもまず、とっつぁんが妻を訪れたシーンの言葉1つ1つが、響いた。泣いた。「息子に恨まれるのも父親の仕事だ。俺ももうゴールが見えてきたかな」で泣いた。

いやその「ゴール」とは違う意味だとわかっているけど、有本さんが2月1日に、人生の「ゴール」を迎えて、その直後に聴いてしまうと言葉が重なってしまって、泣けた。

 

病気を患う妻の前でも仕事の話をついしてしまう不器用な夫としての征陸。「伸元の幸せ」を願う父としての征陸。軍人の須郷が「ぶっ飛ぶ」くらいの伝説のデカとしての征陸。でもやっぱり1期のときに見た征陸の像は変わっていなかった。ああ、この人は夫であり、父であり、デカなんだ、と思った。

 

でも彼はよく昭和のカッコいい男のステレオタイプとして語られるような、「背中で語る」タイプの人ではない。「背中で語る」というより、「向かい合って待つ」ことのできる人だなと思った。自分を他人扱いする息子の伸元に対して、怒るでもなく、悲しむでもなく、ただ受け入れて、息子の雪解けを待っていた。気がする。違うかな。

 

本当は、生前にもっと伸元と語り合ってほしかったな。時に伸元が拗ねたり、怒ったり、そういうことがあったっていいから、伸元がもっと素直に、二人が言葉で分かりあっていてほしかった。デカとしての人生の話を訥々と言って聞かせるとっつぁんに、「能書き垂れやがって」とか悪態をついたっていいから、ブランデー片手に話し合うような、夜を明かすような、そういう父と息子であってほしかった。ということを今の宜野座が一番思っているのかなあ。

 

とっつぁんは、彼は、背中で語ると言うよりも、わりと言葉にしていると思う。須郷への言葉もそうだし。そして、硬派な、話しかけにくい、というよりは、柔和で、懐の深いイメージだから。それでも、息子や妻の危機を煽られれば、血相を変えて怒る人だ。そういうときに黙って権力者の前でやり過ごさない人だ。もう、死ぬほど、カッコよかった。言葉が見つからないけど、本当にカッコよかった。

 

「生きてりゃなんとかなる」という須郷への言葉は、もう征陸が生きていないことを知っている私にとってはつらいものがあった。希望のある言葉なのに。生きてはいないのだ、ということを改めて思い知らされたーーその直後の「捜査中、殉死」の文字で。

 

須郷は燐のことを友人として、同期として大事に思っていたのだと思う。でも、その燐の夫を、先輩を、仲間を、結果的に殺してしまった。あの絶望感はいかほどだろう。彼はアイヒマンにはなれなかった。ならなかった。命を軽く見ていなかった。だって仲間の命だから。敵の命を奪うという意味での実戦形式だということを、直前に大友に言われてハッとするような人だ。敵の命でさえそうなのに、味方の命ならどれだけだろう。

 

燐がビンタしたときは彼女はまだその真相を知らなかったはずだから、たぶん見捨てたという一点においてビンタをしたんだろう、と思う。

それがあの真相を知ってしまったら...彼を容疑者にしたのも復讐の1つなのかなと思った。結果的には殺しているから。でも、須郷に向かっての「あなたも軍人に向いていなかったのよ」というその言葉は、やっぱり、友人としての燐が意識された。

 

そういえばあのライフログの記されたロボット。あれは恐ろしいなと思った。死んでいることはわかっていても、あんな顔、あんな口調で話されたら、亡霊に語られているようでぞっとした。成仏しきれない亡霊の想起。オートメーションがほぼ完全に進んでいるあの世界とは全くそぐわないことを考えてしまったなと思った。

 

 

 

とまあ真面目に話すのはこの辺までで。

 

あとはやっぱりあれですね。「俺が知るか!」って吠えてる宜野座くんが可愛かったね。もうその可愛さに没入する暇もないほどとっつぁんの言葉の1つ1つがしんどかったけど。でも宜野座くんは可愛かったです。反抗期宜野座くんを見ていると、上記のような「あー分かりあっててほしかった」というしんどい思いもある一方で、「可愛いね〜吠えてる〜」と思う私もいる、みたいな。だめだこりゃ。

 

狡噛はその後の彼を思うとしんどさしかないんですが、狡噛と一緒にいる宜野座を見れるだけでよかったです眼福眼福。狡噛の戦闘シーンのカッコ良さがすごかった。

 

縢くんは存在だけでしんどいので何も言えない。ライフログのあのロボットが落ちてくるところを、縢くんからの狡噛で二段でぶっ叩くところカッコ良すぎじゃないですか?カッコ良すぎですね。というかもう全体的にアクションシーンが本当に本当に本当にカッコいい。まじで。

縢くんの、「コウちゃん」という、あの、文字では表現することのできない、濁音混じりの石田さんの緊迫感のある叫びが大変よかったです。

 

「私は一係をいつも一番に考えているよ」という朱ちゃんの頼もしさハンパない。

 

ところで、花城フレデリカさんを見た瞬間須郷さんが「はっ」としたのはなぜだろう?単に外務省だからなのかな?でもそれにしちゃ、彼女と面識がないはずなのに随分ハッとするのが早いような気がしなくもないけど...考えすぎだろうか。

 

あと思ったんですけど、今回局長が一言も話さなかったね。前回のCase.1において、局長が烏間から報告を受けているはずなのに、霜月を青森に向かわせるのは変だなと思っているんですがもしかして監督が言っていた伏線ってそれかな?

今回は国防省をすべて明かして潰さないために国防省の作戦監視官?だっけ?の背景を探ることなく殺したって青柳は言ってたけど、本当はあの監視官はシビュラシステムだったのでは?だってそうしないと、今回「Sinners of the System」なのに、Sinnersの一人はどこに...いたっけ...?局長が背景を探ることなく殺したのは、彼が実はシビュラシステムで、その不始末を消すためとか...違うかな笑 どうでしょう。

 

とにもかくにも、、素晴らしくもしんどく、そして重い時間でした。ありがとうございました。

そして有本欽隆さん、本当にお疲れ様でした。ご冥福をお祈り致します。

 

そしてまたCase.3を楽しみにしております!

 

 

PSYCHO-PASS SS Case. 1 罪と罰 感想

 

というわけで公開日に見てきました。立川シネマシティで。極音、GINOZAUND。宜野座の声が最高級に活かされた空間、なんて贅沢なの...!そして宜野座の声だけでなく、アクションシーンの低音、キンキンしない高音、迫力があるのに耳に優しい!神!

 

以下ネタバレをします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

っていうか、宜野座、カッッッコよ!!!!!!!すぎ!!!!!!!!!!

1期の髪型が好きだったんですけど、ポニーテールもかわいいね。よかった。もう宜野座に心臓を掴まれて映画館を出てきた。

 

ストーリーとしては集団思考による潜在犯の操作、潜在犯を道具のように使い捨てる、集団思考ゆえの排外性に焦点が当たっていた。

どなたかのツイートで、2期と似ているという感想があって確かにと思った。見直さないとなあ。

 

ところで今回の綻びって何だったんだろうかと考えたときに、潜在犯の扱いの話、なんですよね?それって人権問題のことなんだろうか...

 

話はどんどんズレていくんですけども、潜在犯の人権については縢くんや六合塚の過去から映し出された描写があったと思っていて、ただ彼らの過去の映し出しと違うのは今回殺人が起きていたということ。

 

隔離施設で生まれてからずっと外界に触れさせずにいるのは良くて、殺すのはだめ、というのは何故なんだろう...メンタルケアができるから?でも縢くんは5歳で更生不能として隔離されたんだったよね。というかマジでこの国の人権問題ってどうなってるんだ。

 

潜在犯の人権侵害マジでめちゃくちゃですよね。人権侵害の処理を行うのはシビュラシステム。シビュラシステムが全て判断する世界。シビュラシステムが免罪体質の人間たちから構成されることを考えると、チェック機能がない、独裁状態と同じ。PSYCHO-PASSの「数字」は「法」だと思っていたら「人」だった。もはやそれは法治国家ではないし、ただの独裁国家ですよね。

 

劇場版では選挙によってシビュラシステムが選ばれていたけど、私はあれでナチスを想起しました。ナチスもまた、民主主義から正統性をもって選ばれた。でもその排外主義もその後の顛末ももう歴史が証明している通りで...そういう末路を辿るのだろうか?

 

今回はその一歩な気がした。

というかこっちのがタチ悪いよね、集団思考による洗脳をする先は支配者側じゃない、被支配者側であるはずの潜在犯なのだから。ナチスとは丸っきり構造が違う。

それに、集団思考を利用すれば、軍隊だって作れるかもしれない。潜在犯を洗脳した軍隊...少年兵を考えてみれば、洗脳すれば軍隊とか作れそうだよね...この国なら...潜在犯を洗脳して軍隊を作り、シビュラシステムに対する革命とか?起こせないかなあ流石に。殺されそう。

 

朱ちゃんが1期で槙島を拳銃で撃てなかったのは法を守る覚悟なのかなあと思ってたんですけど(悪法も法という話)、「悪法も法」を捨てるために違憲立法審査権があるのだと思ってるんですが、シビュラシステムってたぶんそれないよね。

 

っていうか、シビュラシステムってどうなってるんだっけ?合議体?三権分立とかあるの?

立法権も行政権も司法権も、何も分離してない?ただシビュラシステムが判断している?もしそうなら、シビュラシステムには免罪体質の人間たちがいて、彼らはそれぞれに判断を下し、それぞれに動いている?それとも烏間の行動はシビュラシステム全体に筒抜けだったのだろうか...?

いや、でもそんなことないよな。本当に筒抜けでわかっているなら、わざわざ局長に話をつけに行く必要もないし。シビュラシステムって何なんだ(哲学)(哲学じゃない)

 

あれっっ、っていうか烏間は議員なんだから国会あるんじゃん!え?!もうわかんない。

国会はある、公安もある、内閣は?内閣ってあった?でも国会あるんだからたぶん内閣もあるよな。劇場版で大統領選ばれてたし日本にそういう行政権を握る機関があってもおかしくないよな。

えぇ...議員も内閣も全員シビュラなのか?そういう独裁?あれ、これどこかで言ってた?議会があるなら法律ある?いやそうとは限らないか。法律がない議会もあるか。

 

えーーマジどうなってんだ、ていうかシビュラシステムを国会議員たちは全員知ってるの?知らないの?どこまでの人たちが知ってるの?高級官僚はシビュラシステムなんですよね?

だったら国会議員も全員シビュラシステムで良さそうなもんだけど、ただ国会議員をどう選んでるか知らんけど、もし国会議員を選挙で選んでいるのだとしたら、選挙で選ばれた人が全員免罪体質とは限らないしな...あでも候補者を全員免罪体質にすればいいのか...

 

霜月は、「シビュラシステム」を黙らせるほどの強大な権力があるのか考えたところ、なかったのでアンタがシビュラシステムだとわかってたわよ的なスタンスだったと思うんですが、てことはシビュラシステムを黙らせるほどの権力は烏間が所属する国会にはないってことですよね?

だって、国会議員が全員シビュラシステムだってわかってたらそもそもこんな疑問抱かずとも、烏間が浮上した時点でシビュラシステムであることがわかるはずだし...

えじゃあシビュラシステムを黙らせる権力のない国会は何をやってるんだ?それか、権力持ってる国会議員だけはシビュラシステムにするのか?シビュラシステムとそうでない議員がいるのか?でもそれさすがにバレないのだろうか...バレないか...

 

ていうか、烏間のやっていることが白日のもとに晒されたら困るっていうのはなんでだっけ?シビュラシステム側の反発というより民衆の反発だっけ?もしそうなら、民衆はあくまでシビュラシステムを信頼しているし、そしてシビュラシステムは民衆に反発されることを恐れているわけ?なぜ?殺せばよくない?見せかけの法と秩序を守っているつもりということなのかな

 

てかたしかシビュラシステム、合議体だった気がする(見直さないといけない)んだけど、合議体だとしたら、複数人での独裁ってこと?だよね?ワンマンじゃないなら方向性の違いで秒で崩れそう。むしろよく崩れないな。なんで崩れないんだ。

 

ということを思いました。面白かったです。でも最終的に烏間というone of the シビュラシステムメンバーズが悪かった!っていうオチだったのは、シビュラシステムの核心に迫った感じはあんまりしなくて、続きが楽しみだなという感じ。それとも書籍とかに書いてあるのかな。ていうか1期2期で言ってた気もするし見直したい気持ちもあるわ。シビュラシステムそのものの話ってよりは、各キャラの成長がすごすぎて感動。

 

 

脚本の吉上さんがノベライズ化を手がけた方ということで、ちょいちょいセリフが小説っぽいのが面白かったです。白い雪の下に黒い真実がある、とか。

しかし60分であの濃密な展開はマジすごいなあ。

 

キャラの関係性とかの話はだいたいパンフレットに書いてあって、フムフムナルホドと思ってすごくよかったのでパンフレットを買ってください。ここでは割愛。ロジオンと宜野座の話が良かった。

 

 

以下、萌えポイントたち。

2期の霜月めっちゃ嫌いだったんだけどすごく好きになった!!有能!!人の気持ちがわかる!!いい子!!朱ちゃんが落ち着いたオトナという感じになっていたのと比べ、彼女はまだ暴走しそうになることもある危なっかしさもあるけど、あーーー頼りになるーーーと思った。支持のテキパキさすごい。

 

あと全編通して(たぶん)、宜野座を「執行官」と呼び、宜野座も「監視官」って呼んでたのがなんか良かった。なんか良かった。ミカちゃん呼びを女性陣にされてるのもよかった。

 

宜野座ーーーーートレンチーーーーー!!!

「おじさんはな」と独白しだすところも、その独白が全部狡噛の話なのも、狡噛に対しての想いも、最後倒れるとき六合塚に重ねたのが狡噛だったのも、マジ...さあ...ねえ...殺す気か?

 

武弥に狡噛が生きてると思うか聞かれたときに、迷わず生きてるさって言ってたのが(たしか)、よかった。信じてる感じがして。

 

なんか全体的におじさんぽくて、パパみがあるのだが、一方でやはりとってもカッコよくてマジスーパーカッコよくてどうしようかと思った。色気。語彙力がない。あと治療シーンだっけ?の、裸のサービスシーンは何事ですか。なんか筋肉増えたんでは???あれは劇場版で狡噛とファイトしたから?????あと宜野座のアクションシーンも良かったし、ロジオンの甘言に乗らなかったのもよかった。あと義手の威力強すぎ。義手、ブチ切れてたけど神経繋がってはないの?あれ。すっごく痛そうで息を飲んでしまったよ。

 

もうさー1期の悩み苦しむ宜野座もいいけど、今回の達観した感じの宜野座も好きだよ。あでも、いまの達観した宜野座がもう一回狡噛とどこかで交差して、また悩み苦しみしてる姿も見たいかも。いや見たい。超見たいわ。

 

ていうかロジオンといえば、ロジオンって何がしたかったの?なぜ執行官だったのに逃げてあそこにいるの?彼はあそこで何が楽しくて洗脳の手伝いをしていたんだ?というのは思った。なぜ彼にとってあそこは楽園だったのだろう?それがまったくわからん。ひょっとして執行官が扇動して国家というかシビュラを倒すってストーリーもある?

 

あと、六合塚がおばさんに乗っかられてキスされたあとに口を拭ってるの最高だったし、あとで唐之杜に上書きしてもらってください。六合塚がかっこよかったなーーーーー

そういえば六合塚が突然攻殻機動隊みたいに口動かさずに意思疎通し出した時、一瞬ついていけなかったんだけど、あれドミネーターを通して会話できるってことなのかな?今までにあんな描写ありましたっけ?

 

唐之杜といえば、ドンピシャタイミングで朱ちゃんにヘリ寄越してたのがよかったね。今回も大活躍。雛河もきちっと喋っててよかったです。須郷さんは今回はちらっとだけだったので次回作でのフィーチャーに期待!

 

以上です。あとから思い出したらちょこちょこと追記をします。いや面白かったなー60分があっという間だった!

 

ルーベンス展 / ムンク展 の感想

 

 

以前、歌舞伎に興味のある友人Fに誘われて一幕見席(当日並べば、一幕だけ1000円前後で見れる。4階なので遠いが声もちゃんと届く。歌舞伎役者はすごい)で見に行ったことがある。

私は当時歌舞伎に興味はあったものの学校で連れられたり...程度で、自分では行ったことがなかったので、ついていった。

 

Fは腐女子なのだが、女形の方の妖艶な演技について、「あれめっちゃエロかったね!あれ全員男なんだよ、ヤバくない?」ということを観劇後に私に言った(一応言っておくと、もちろん感想はそれには留まらないです)。

そのとき、高尚なものとして観劇しようと肩肘張っていた私の歌舞伎へのハードルは脆くも崩れ去り(こういうときにこの言い回しは使わない気がする)、「高尚とされているものを気軽に見る」という私の鑑賞スタイルが確立した。

 

何の話かというと、美術館も結局同じという話だ。私の美術の知識については、受験世界史/受験日本史/たまに見る美の巨人/今までに行った展覧会に全てが集約されるので、大変貧相な知識しかないが、それでも美術館に行くのは好きだし、気軽に見ればいいと思う。

 

たまに気になる展覧会は事前にムック本を買って読んでから行くこともある。知識があればそれはそれで楽しいし、自分の限られた時間の中でできる楽しみ方をしたらいい。

 

(ちなみに音楽についても同じだと思っている。別の友人Sは「ここのベースとドラムは完全にまぐわってる、でも音楽は全年齢対象」と言ったようなことを言っていたが、全くその通りで、クラシックを聴いてても「ひえーエロ!」と思う旋律とかは実際あると思う)

 

てなわけで、ルーベンス展とムンク展に行ってきました。ざっくりとした備忘録用のメモです!

 

ルーベンス

ルーベンス展-バロックの誕生|TBSテレビ

 

すみません、人に見せるというより本当に備忘録のために載せてるので、以下の写真にキッタナイメモが載ってますがご容赦ください。

 

いつも私は美術館に向かってすぐ(自分でペンを取り出すのがめんどくさかったり、持ってなかったりするので)、係の方に「ペグシル貸してください」と言ってペグシルや鉛筆を借りて、メモをして回ります。

 

私は気に入った作品には丸をつけていき、最後に出る前にそこだけもう一度見てから帰ります。名残惜しいけど。

 

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音声ガイドは長澤まさみさん。低めの綺麗な声だった。

ルーベンス展は全編を通して臨場感、躍動感がすごかった。肌が綺麗で、筋肉に動きがあって。

ルノワール展も以前行ったのだが、ルノワールに比べて、もっと雄々しい感じがあった。ルノワールも臨場感はあるけど、ルノワールの方がよりふんわりしている感じ。ちなみにルノワールルーベンスの影響を受けたらしい。なるほどなあと思った。

 

ルーベンスは肌の柔らかさ、質感をチョークで書くことで出したらしい。ルーベンスは人間の理想の肉体、肉体表現における感情の表し方というのを目標にしたそうだけど、すごーくよくわかる。伝わる感情表現。

 

ルーベンスは家族の絵もよく描いたらしく、『クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像』という娘の肖像画については、目の前に愛娘がいて、楽しみとして描いたらしい。たのしんで描いたんだな〜可愛くたまらんのだろうな〜という家族へのまなざしが感じられた。

 

宗教画

ルーベンスは宗教画の大作を多く残したが、かなりダイナミックなものが多かった。そして光をバッチリ当ててるなーというのが伝わってきた。

ルーベンスの宗教画のダイナミックさというのは、旧教改革(カトリックプロテスタントが対立していたとき、カトリックが生き残りをかけて自身の改革に臨んだもの)の一環としてのものだったそうだ。宗教画にわかりやすさを求めたが故のダイナミズム。

 

『天使に治療される聖セバスティアヌス』という作品があって、これは結構色彩が豊かで印象に残った。色彩の豊かさはヴェネツィア派の影響だそう。

聖セバスティアヌスの逸話は、『黄金伝説』という書物に書かれており、その書物の中では聖セバスティアヌスを治療したのは、天使ではなく聖イレネだそうだが、ルーベンスは天使に治療されたとするアルプス以北の伝説を取り入れた。一方で、しっかり光の反射を入れているのは南イタリアの影響であり、南北の文化を融合させている作品。

 

隣には『聖イレネに治療される聖セバスティアヌス』という作品もあり、黄金伝説通りの内容での描写だった。

 

『キリスト哀悼』(cat. 25) も印象的。亡くなったキリストのげっそりした顔、白目、かなり怖かった。

 

宗教画のコーナーで私が一番印象に残ったのは、『聖アンデレの殉教』。

(殉教が棕櫚の枝で表されるの知らなかった...シュロってなに...w)

まあ〜デカい。大作。ルーベンスは自身を大作に向いてる!と自信満々だったそうだけど、その自信通りまんまと圧倒されてしまう21世紀の私。

とにかくダイナミック。表情も豊かで今にも動き出しそう、絵とは思えない。風が吹いているのを感じるし、馬も今にも動き出しそうだ。

登場人物も多いのに、十字架がX字型になることで手足が広がり印象的になり(音声ガイドより)、光も当たっていてしっかり聖アンデレの殉教というテーマが伝わってくる。そして手の重なりが構図的に不協和音を奏でているというのを聞いて、なるほどなーと思ったり。しばらくぼーっとしてしまった。

 

神話

ヘラクレスの筋肉マジ最高!!!!!!ゴリゴリ!!!!!!!

 

ルーベンスの筋肉描写がすっっっごくよかった。特にcat. 54,55の『ヘスペリデスの園ヘラクレス』と『「噂」に耳を傾けるデイアネイラ』。この二つの作品は対になってるんだけど、対比がよかった。

構図的には鏡合わせのポーズ(本来は向き合ってるのが正しい展示だったらしい)。デイアネイラの方は、ヘラクレスの妻・デイアネイラが「噂」を具現化した女に、ヘラクレスの浮気という嘘の噂を吹き込まれている場面。ヘラクレスの方は、12の試練の一つ、ヘスペリデスの園(※龍がいる)から黄金のリンゴを取ってくる場面。

 

噂を具現化した女っていうのがなかなか醜いのもウケたけど、デイアネイラの丸みのある柔らかそうな肌と、ヘラクレスのゴリゴリの筋肉の差がすごかった。また、デイアネイラの方は静かに佇んで噂に耳を傾けているのだが、一方のヘラクレスの躍動感も半端じゃなかった、黄金のリンゴをとるところ。

 

同じところに、ルーベンスとフランス・スネイデルスの共同作である「ヘスペリデスの園で龍と闘うヘラクレス」っていうのがあって、ルーベンスヘラクレスを、スネイデルスが龍を描いてて、テーマとしては同じなんだけど、躍動感が全然違った。

 

スネイデルスの龍の方が、ルーベンスが描いた龍よりもウロコとか細かいし筆致も丁寧なんだけど、龍自身は静かに対峙している感じ。さっきのデイアネイラと対になってるヘラクレスの方の龍は、躍動感に溢れてる感じで、同じテーマでも別の人が描くと随分違うんだなと思った。

 

聖アンデレの殉教も、ヘラクレスとデイアネイラの対になってる作品も、ルーベンスが亡くなる2年前、1638年の作品なんだけど、亡くなる直前まで何百年も後の人の心を掴める作品を描けるってのはやっぱりすごいことだなあと思った。

 

そのほか

あとは箇条書き。

・『パエトンの墜落』

高慢への戒め、支配者の能力の必要性を表す。光の表現、躍動感がすごい。人数もかなりいるのに、パエトンが中心人物であることがよくわかる。

 

・『ヴィーナス、マルスとキューピッド』

マルスがハリウッド俳優かってくらいイケメン。最高。

 

・『エリクトニオスを発見するケクロプスの娘たち』

有名な三姉妹のやつ。大作。表情の表現がすごいと思った。

 

ムンク

【公式】ムンク展ー共鳴する魂の叫び

めっっっっちゃ混んでた。9:50に行って20分待ち。開館9:30なのにねぇ...

 

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音声ガイドは福山潤さん。めっっっっっちゃいい声だった。ミケランジェロ展の安元さんの時も思ったけど、声優さんがガイドをやると画家の言葉とかをめちゃくちゃ演じてくれるので楽しい。

ていうか、公式マスコットキャラクターの「さけびクン」も福山さんが当てていて、しかもなぜかイケボで当てていたのでかなりウケた。

 

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(公式ツイッター @munch2018 より)

これがイケボ。ヤバすぎ。YouTubeチャンネルもあります。

「今日は一緒に展覧会を見れて叫びたいくらい嬉しいよ」とか「ここは叫びの絵のようなフィヨルドを一望できるところがあるんだ。そこで君のために叫ぼうか?...えっなにをって?それは...そのときまで秘密さ」とか言われたんだけど、あれはシニアや男性諸氏はどう思うのだろう...と思いながら5回くらい再生した。ありがとうございました。

 

ムンクルーベンスとは違って写実性というより精神世界〜という感じ。絵を見たというよりも、画家の人生を絵を通してみた、というところがあり、大変エネルギーを使った。人生を通して「生き血」を注いで(注:画家談)描いた絵を100枚以上。そりゃ疲れますね笑

 

ムンク、幼少期の母と姉の死、女性関係で相当悩んだんだね...というのがよくよく伝わりました。

お姉さんが亡くなった記憶を描いた、『病める子』のシリーズは、静かに死を見つめているかのようなお姉さんが描かれていて、はっとした。エッチング・ドライポイントだからこその静けさなのだろうか?

 

ルーベンスは、年代ごとに明らかに作風というか躍動感とかが変わってるなーってのが素人目にもわかったのだが、ムンクはあんまりわからなかった。精神を病み始めた30代前後くらいからは結構変わってきたようだったけど...

同時期に、写実的な作品と精神的イメージの世界を描いた立体感の少ない作品とがあって、過渡期だったのかなあとか思ったり。

 

あと、ムンクがこんなに版画を描いていたのは知らなかった。結構版画あるんですね!無知でした。多色刷りをしてみたり、同じモチーフを違う色で出してみたり、画期的なことをやっているとは存じあげませんでした!ごめんね。

 

『叫び』『絶望』

印象に残った作品は、まあ当たり前っちゃ当たり前なのだが、『叫び』『絶望』。

超並んでて、最前列で見る人用の列と、2列目以降で見る人用の列があり、最前列で見る場合は立ち止まっちゃダメとのことで、歩きながらしか見れなかったので全然しっかり見れず、結局2列目からじっくり眺めた。

 

眺めて思ったのは、『叫び』に案外明るいイメージを持ったこと。いや、自然のつき刺す叫び(だっけ)を聞いて耳を塞いでるわけだから、当然暗いもんだと思ってたんだけどね、思いのほか明るい色合いだったんだよね。

『絶望』とは構図とかかなり似てるんですけど、違ったのは、『絶望』よりも橋が明るい色だし、空とかによりうねりがあって、結構動きがあること。『絶望』の方が陰鬱としていた。

 

『叫び』、色合いとか意外と明るくて、やっぱ実際に見ると違うんだなーと思った。ただ、うねりが激しい分、より「叫び」による世界の歪み、みたいなものは感じた。叫びによって世界が歪んで、だからこそ耳を塞いでる、みたいなの。『絶望』はまさにタイトル通り、陰鬱としていて、なるほどなと思った。

 

そのほか

箇条書き。

 

・『接吻』

男女が抱き合ってキスをしている作品たち。抱き合っている二人は境目などないかのように見える。

ツイッターでもバズってたけど、音声ガイドの「愛の本質は個人の喪失」という言葉がすごく耳に残った。確かにそうかもしれない、今までに聞いた愛の定義で一番しっくりくる。

 

油彩の『接吻』は、カーテンが閉まり、外の明るい様子がカーテンの隙間からチラリと見えている。部屋は暗い。服を着た二人が抱きしめあっている。そういったところから、静かにひっそりと、逢瀬を楽しんでいる感じがした。二人しかいない世界、しぃんとした静寂。ムンクが人妻を恋人にした時、こんな風に会ったのかなあと思ったり。

 

一方、エッチング・ドライポイントの『接吻』は、カーテンも開いているのに服も纏わず、裸で抱き合い、キスをしている。随分開放的だ。二人しかいない世界であることは変わらないのだけれど、隠すこともなく堂々と楽しんでる感じ。ムンクが足繁く通ったというボヘミアングループの開放的な恋愛の思想を感じた。

 

モチーフは同じなのにこんなにも違うとは!びっくりです。

 

・『マドンナ』

官能的。この妖艶さ、『ブローチ、エヴァ・ムドッチ』の肖像画に通ずるものを感じた。眼差しの妖艶さがすごい。体の傾け方も。

 

・『目の中の目』『別離』

前者では女性の赤い髪が男性に伸びている。後者では、別れたと思われる男女の、男の方から女性の方に髪が離れつつあるところみたいだ。

 

ふたりの境目がなくなり、個人を喪失することが愛の本質だとするなら、境目を無くそうとしているまさにその瞬間が前者、後者は一体となった二人がまた分裂するところなんだろうか?

『別離』からは、自分の一部となった彼女と別れ、離れる苦しみが伝わってくる。身をもぎ取られるような痛みというか...男性が胸を抑えて耐えている苦しみとはそういうことだろうか?

 

・『生命のダンス』

一見明るい色彩だけど、結構グロい。怪物みたいな男もいるし...

 

・『黄色い丸太』『疾駆する馬』『太陽』

『黄色い丸太』は遠近がすごくて吸い込まれそう。『疾駆する馬』は馬の走り方が躍動感に溢れていてすごい。しかも結構馬が写実的。『太陽』はとにかく明るくて、今まで見てきた感じとのあまりの違いにびっくりした。

 

・『星月夜』

美しい夜空。晩年の絵がめちゃくちゃ明るくて驚いてしまう。まさかムンクがこんな感じの絵を描いていたとは思わなかった。

ほかにも、『浜辺にいる二人の女』『二人、孤独な人たち』とかも昔の版画の色を出し直しているが、色が随分明るくなってマジびっくりした。『浜辺にいる二人の女』とか、マジ死神と女かと思ったのに。むしろ明るくなりすぎてポップになってたよ。

 

なんていうか、私は昔の病んだ感じも、色彩豊かな晩年も、どっちもいいと思うけど、インディーズバンドがデビューして「昔の方がよかった」とか言い出すファンみたいに、「昔と違いすぎやろ」と思った笑 いいかどうかは別にして、落差がすごい。

 

・『狂った視覚』

画家が高血圧により右目の血管が破裂した時の記憶を描いたもの。前景によくわからない赤とか紫赤のどす黒い何かが描かれている。

これを見たときに、さぞ痛かっただろうなと思ったし、絵を描く画家が視界を大きく変えられた時の衝撃はどれだけだったろう、と思った。

 

ブラックジャックのなかで、水爆にやられた画家が、脳以外の全ての臓器を他人のものに変えながらも(変えたのはもちろんブラックジャック)、生き絶えるその最期まで、水爆に苦しむ人を魂を込めて描く、というエピソードがある。彼は一旦は絵を完成させるのだが、やはり全然ダメだと言ってもう一度筆をとって魂をかけて描いて完成させたのだけれど、そういう、なんていうか生命をかけた苦しみみたいなものを感じた。迫力と、おどろおどろしさ。晩年の作品の中ではもっとも目を引いた。

 

・『自画像、時計とベッドの間』

先ほどの『狂った視覚』に比べて随分静かな絵。画家のだらりと下げた手は死を受容しているかのよう。右上にある白い人間のようなものはなんだろう?

でもとにかく静かな死へのまなざしだった。亡くなった姉を描いたときの眼差しとはまた違う。あれは、死を覚悟する静けさがあったけれど、この絵は覚悟するというより、ただ受け止める、その時を待つ、というように感じた。

 

 

気になったのは以上です!面白かった。

美術館行ったら必ず文字化するってのは時間的に厳しそうだけどまたたまにでも書けたらいいな〜

1.13 シェーヴルノート ライビュ 感想

 

台本買うべきだった!!!!見てから買おうとか思ってた私の大バカヤロウ!!!!!!

というわけで以下は台本なし、千秋楽ライビュのみで感想を書いてるので、私なりの考察、分析が間違っている可能性は大いにあるのでよろしくお願いします。

売り切れてたよ台本、、、買いたかったよ、、、、、ううううっ、、、、、、どうか、、、、再販してくだせえ、、、、、、私が悪かった、、、、

 

以下、ゴリゴリのネタバレです

 

 

 

◯脚本 感想

 

1. なぜ記憶を失う決意をしたのか

a. ジルドレ

罪滅ぼしのため→「地獄ってどこだ」の章にて後述します。

 

b. アランソン

死ぬときは一緒だと約束した。だから記憶を失うときも一緒だ。

...いやーーーーーーマジで.......................友愛...............という感じ。梶さんの演技がめちゃくちゃ好青年で最高だったからこそ映えるこの言葉。普通の人が言ったら「いやそんっなぁ〜w友達のために記憶売る?」ってなると思うんだけど、演技の説得力がすごい。

 

c.ラ・イル

(罪滅ぼしのためではないと否定した上で、)あの3人を見るのが大好きだったから。

ラ・イルかわいそうだとは思うけど、感情移入ができるかっつーとできなかった。でも最後ちゃんと「悪魔」ではなく、一人の人間として終われてよかったなって思いました→後述します。

 

2. 似た者同士という言葉

a. ジャンヌとジルドレ

ジャンヌ:本当はただの詐欺師なのに、聖女だと偽り、兵士を騙して戦争に向かわせる

ジルドレ:本当はただ兵士服がカッコよくてそれに憧れていたただの少年だったのに、気がついたら兵士を統率し、血に染める真似をさせている

 

似た者同士ねっていうんだよなあ、沢城さんが。本当にここよかったよね

 

b. ジャンヌとラ・イル

ジャンヌ:生き延びるため、人を騙してなんでもしながら「野良猫のように」生きていた。

ライル:戦争孤児ながら生き延びるため、「人として扱ってもらえず」、生きていた。

 

似てるわね、とここも言われてましたね。

しかもジャンヌは、野良猫のようだと言われ、奇跡の乙女と嘘をつかされながらも、結局最終的にはジルドレ、アランソンに想われ、大切にされた。つまり、ジルドレやアランソンには、 最終的に「野良猫」としてでもなく、「聖女」としてでもなく、「人」として、接された。

実際、ジルドレからも、「野良猫じゃない。猫は水が苦手だからドブを漁って餌を探さない」なんて言われてましたが、あれは本心だったんじゃないかな。

 

ラ・イルも同じ。人として扱われなかった。「ラ・イル(癇癪持ち)」などという名前をつけられ(最初これ聞いたとき、リッシュモンのネーミングセンスどうなってんねん、と誰もが思ったと思うんですけど、リッシュモンは最初からラ・イルを大切にしてなかったっていう布石だったわけですね?)、そして最後にはジルドレに「人として」接してもらえるようになった。

 

ラ・イルもな〜お金のためだと言って裏切り、ゴリゴリに窮地に追い込ませるのはなあ〜〜と私は思ってしまったけど、、、

 

3. 地獄ってどこだ

ラボラスが、本当の地獄っていうのは自分を許せず憎み続けることだっていうことを言っていたんですよね。これは、ジルドレのことをおそらく言ってるのではないだろうか。

罪滅ぼしのためにジャンヌを甦らせるのだ、という言葉通り、ジルドレは、彼自身の地獄の中で、ジャンヌを救おうと思っていたのではないか。

 

「ジャンヌとジルドレは似ている」という章でも述べましたが、ジャンヌに、自分と同じ気持ちを味わわせてしまったという、境遇が似ているからこその罪滅ぼしの気持ちがあったのでは?

ただ単にジャンヌを死なせてしまったというだけではなく...兵を動かし、殺すという同じ思いを味わわせてしまった、という...。

 

ジャンヌが、「嘘をつき続けたら明日には本当になるって信じていいのかな」ということを言ったとき、ジルドレが「それでいいんじゃないか、何が悪い」的なことを言ってたと思うんですけど(うろ覚え)、その言葉に救われたんじゃないか、むしろあの「何が悪い」というのは自分にも向けていた言葉だったのではないか。

 

4. 嘘だとか、本当だとか

ジャンヌのセリフで、「嘘に命を乗せないと騙せない」みたいな感じの言葉があったと思うのですが、ジャンヌは文字通り命をかけて「嘘」をついていた。その甲斐あって、兵士達はジャンヌを信じ、大勝利を重ね、躍進していった。

 

あのジャンヌの天才的な騙し方が実現した理由というのはジャンヌが自分自身をも騙していたからなのかなと思った。ジャンヌは自身の人生のことを「嘘だらけの人生だったけど」と語ってたけど...自分を騙してばかりならそりゃまあ人生も嘘だらけだと言いたくもなりそうだ。

 

ところで、この一連の流れを見ていて思ったのは、嘘だとか、本当だとかいうのは結局どうでもよくて、最後には「信じる」という行為にテーマが昇華されていた...のではないか?と感じた。ある事象が嘘でも本当でもよくて、いずれにせよ「信じる」ということの難しさ、というか...

 

要するに、ですね。

嘘を信じさせる、ということが「騙した」ということ。でも、ジャンヌの「聖女」という嘘を信じさせたことで兵士達は勝利を挙げた。目的のためについた嘘で成功したとき、嘘についての罪悪感を負う必要はあるのだろうか?というか、それはもう本当になっているんじゃないだろうか?ジャンヌは、勝利をもたらしたのだから。

 

アランソンも「ジャンヌは本物です」と言っていたのは、前線で走り回り、兵士達を勇気付けるジャンヌは本物なのだ、と。嘘から始まって本物になることだってある、そのくらい嘘か本当かなんて曖昧で...と言いますか...

 

うーんこの辺はさすがにまだ直後だし、煮詰めきれてませんね。私の意見が曖昧です。笑

 

もし台本を買えたらまたそのうち。

 

5. 悪魔ってだれだ

ラボラスは「悪魔」と言われるとやたら否定する。この作品では「悪魔だな」というセリフがやたら出てきましたね。つまり、本当の「悪魔」はラボラスじゃない。

 

悪魔だな、という言葉は、シャルルがリッシュモンに、ラボラスがラ・イルに、言っていた。

 

ここも対比がなされていて、金のためだとか、復讐に執念を燃やしていただとか、そのために人間は、平気で人を裏切る。

一方ラボラスは一度も裏切ってはいない。ただ対価をもらっているだけだし、なんなら最終的にラ・イルの記憶をしばらく奪わないであげたりと、むしろいいやつだ。ラ・イルにも「いい人ですね」とか言われてるし。人じゃないぞ?w

 

(まああえていうなら、「俺たち悪魔」って言ってライルの裏切りをほのめかす(そういう場面ありませんでしたっけ...)くらいなら教えてやってよ!って思ったけど、そもそも信頼関係がないので裏切ったも何もありませんね...)

 

リッシュモンとラ・イルは、最後リッシュモンがずっと悪魔のままだったのに対して、ライルは「人」に戻れた。記憶も売ったし。

 

ぜんっぜん関係ないけど、ラ・イルがリッシュモンを斬ったあと、「殺すだけが取り柄だから痛くしません」って2回目斬ってたよね。わたしあれ見て「1回目の時点でもう痛かったと思うよ...」ってツッコミ入れちゃったネ。

 

ラ・イルはリッシュモンに感謝もしてたんだよなあ。なんで裏切っちゃったんだライルーーーー!!!って思ってたけどその辺もあるんだろうかねえ...

 

6. 記憶の儚さとか印象的なセリフとか

a. ツッコミどころ

記憶を売りまくってたけど、「なんで記憶を売ってるか」とかは忘れないんだね...???と思ったのは私だけかね......

リッシュモンも5年間の記憶売って綺麗さっぱり忘れたら、スッキリして復讐しようなんて思わなくない?記憶もなしに復讐したいって思うもんなの?と心のわたしがずっと突っ込んでました。野暮でごめん。

 

b. 人が人であるために

記憶を失ったジルドレを見て、「こんな目をした男は...ジルドレじゃない!」みたいなことをアランソンが言ってたと思うんですけど(うろ覚え〜!)、「記憶」こそ、その人がその人であるために必要なものなのかなあと思ったり。

 

自分を切り売りしてもジャンヌを助けたい、というのは、自分を切り売りしてジャンヌ(≒過去の自分)を助けたい、という意味もあったのかな(先述した通りです)。

 

しっかしねぇ。

悪魔に売るもんっつったら、誰もが「魂」を売るもんだと思ったと思うんですけど...っていうか私はそう思ったんですけど、まさかの「記憶」で、「ニクいね〜!」という声がCV.杏で炸裂した。ニクい。ここでまさかの記憶。しかも忘れがたき記憶とは......

 

c. 忘れがたき記憶

しかも「忘れがたき」記憶。記憶を失ったことで、逆説的に「忘れがたかったのだ」と知るという。なんだこの綺麗な「逆説的に」の使い方は。 

アランソンを忘れたことでわかった、おまえはかけがえのない人だったのだな、と言ったジルドレのセリフで私大号泣。

 

本当になあ〜〜〜〜〜〜少年の頃からの親友みたいなのチョー弱いからさ!!!!!もう!!!!!

 

ラ・イルの忘れがたき記憶が、あの幸せな頃、というのもよかった。

リッシュモンの忘れがたき記憶が全然ないのも皮肉が効いててよかったです。

 

d. 印象的なセリフ

「暗闇に慣れたものは明るいところや希望のあるところでつまずく」という感じのラボラスの言葉は誰に向けての言葉なのだろう、ということをずっと考えてたんだが、わからない。誰に向けてですか?

 

暗闇に慣れたってもなあ、ジルドレはたしかに記憶を売りまくってるけど、明るいところや希望のあるところでつまずいたわけではないし...

リッシュモンには最後まで明るさとかなかったし...

 

それから、魔法について俺たちの作ってるのは嘘だ、みたいなことをリッシュモンがジルドレに言って、ジルドレが「嘘は命を乗せないと嘘のままだ」ってジャンヌの言葉を引用してたと思うんだけど、あの辺はどういうことだったんですかね?魔法が嘘?

なんかめっちゃジルドレが決め台詞言ってたのに、意味がわからなくてぽかんとしてしまった。それでもなぜか涙は出てくる中村さんの演技力な...

 

このへんだけようわからんかったっす。どなたかわかった方いらしたら教えてください〜

 

 

7. この物語の未来

 

この物語は「記憶」を主軸にしてるんで、当たり前っちゃ当たり前なんですけど、未来への希望がゼロ。マジでゼロ。記憶って過去のもんだからね。

あの極悪王さまは普通に生きてるし、ジャンヌは蘇ったけど、もうだれもジャンヌのことも互いのことも覚えてないし、夕方が過ぎたらほんとどうなるのかというか、絶望しかないよね。

 

ラスト、音楽がメジャーコードで結構幸せ風味で終わってて、それはそれで綺麗ですごく感動したんだけど、個人的にはマイナーとかセブンスコードとかをしれっと入れたりだとか、絶望感たっっっっぷりに終わってもめちゃくちゃ納得したと思う。

 

だからこの物語、「嘘」の幸せで終わるのだが、その幸せが嘘だとしても3人はその時間を本当だと信じているから、その一瞬は「本当」なのだ、みたいな、全編通して語られていた「嘘」、これへの救済としての「嘘の幸せ」で終わったのかなと。

 

8. 各キャラクターについての感想

今までのところで漏れたところだけ。

 

a. シャルル

25歳で「〇〇だも〜ん」とか言って許されるのは声帯がツダケンさんになったからだからなシャルル!!!(都内・23歳・女性)

 

まあ冗談はさておき、何にも考えてないように見えて、がっつり楽しんでる傍観者、彼もなかなかの「悪魔」だったねぇ。そして権威にも興味があり、権威さえ手に入れたらジャンヌのことなどどうでもいい、と。

 

普通ああいう極悪非道なこと見てたら多少迷いがあったりしそうなもんだけど、「ひゃーっ」っつって楽しんでたので、こいつもなかなかやぞ...と思いつつ見ていた。

 

b. リッシュモン大元帥

THE・極悪非道。ずーーーーっと感情の起伏のない人だなあと思ってたんだが、まさかのブチ切れにびっくりしてしまった。二人称貴様とか言い出すし。静かに丁寧語でブチギレるのも、諏訪部さんの声ならめっちゃ納得できそうだったけど、そうでなくて言葉遣いとかも一気に変わるキレっぷり。

 

これ、感情を抑えてたのが、ガッと出てきた感じだろうか。まさに「癇癪持ち(ラ・イル)」が解放された、という感じでそこも狙ったのかな?と思ったり。じゃないとあそこまで突然ブチギレる説明がつかない。

 

それと、自身の人生を戯曲扱いしていて、これはちょっと悲しくなった。戯曲みたいに生きてきたんだ、と思って。嘘だらけ、かけがえのない思い出もなく、この人はそうやって生きてきたんだな、という片鱗を見た気がした。

 

◯演技の感想

a. ジルドレ役・中村悠一さん

過去回想と、ラボラスとの場面がちょこちょこ変わるので、よくあんな切り替えできるなあと思った。

過去回想場面では、気難しい感じ、誇り高き剣士なのが、ラボラスとの場面では悪魔であるラボラスに縋るように「魂か」と聞いたり、気弱な一面、後悔をありありと感じさせる。あの声の切り替えは本当にすごい。

 

あと中村さん、最初のラボラスとの邂逅場面のセリフ、ほぼ目を閉じていたので、覚えてるんだなあと。しかも、結構身振り手振りがっつりしてた。すげえ。

ラボラスとの血の契約の場面は最高でしたねぇ...噛まずに言えるのがすごいという初歩的な感想と、あの大迫力。とにかく圧倒されてしまった。

 

そして、ジャンヌの記憶を最後の最後に売るときの、沢城さんとの掛け合いでもううううう力技で泣かされた。なんだあれ。泣くしかない。すごかった。本当に苦しくて、ジルドレの辛さが伝わるようで。

 

ところで、ライビュのおかげで中村さんの台本ががっつり見えたのだが、自分の役名のところを丸で囲っていて、そうだよな〜わからなくなるよなあと思いました。

ちなみに沢城さんはピッと名前の横に線を引いてた。ツダケンさんはめちゃ赤が引いてあるのが見えた。照明とかで暗い中間違えずに読むの大変そうなのに、皆さんほとんど噛んでなくてすごいです......

 

b. ジャンヌ役・沢城みゆきさん

詐欺師・ジャンヌとしての声高らかな演技と、普段のジャンヌとしての低めの「野良猫」の演技の切り替え...

低めの方は沢城さんの色っぽい感じが端々にあったと感じたのですが、詐欺師の方は本当にな...聖女...と感じさせる透き通った声でした。どう使い分けるねん。特に演説のところとかすごかったね〜

 

「野良猫」の沢城さんほんとかわいかった!!!ちょう!!かわいかった!!!

それから、鎧をガチャガチャさせるところだとか、いろんなところで表情がくるくる変わり、身振りもしていて、女優だ...と思いました。

 

それから、「こわいよ?」とラ・イルに言う時にはにっこりと笑っていた沢城さんが、一人になったシーンでは顔を歪めて「こわいよ...」と呟く、あの表情が忘れられない。最後の方の「お別れみたい」ってところとか目を潤ませていらしたし。

 

しかし、それにしても藤沢朗読劇は観劇2回目ですが、役者の皆さんの切り替えの演技がいっぱい見れて楽しいですねぇ

 

c. ラボラス役・大塚明夫さん

大塚さんのただでさえ低い声にオクターバー(同時にオクターブ下の音を重ねるエフェクト)かけるのずっるwwwwずっっっっるwwwwww

大塚さんの声にオクターバーかけてかっこよくないわけないだろ!!!!なぜなら元がかっこいいからだ!!!!!!

 

そして、「雇った」とジルドレに言われたときのブチギレラボラスさん、最高。大塚さんの演技本当によかった。

大塚さん、セリフの言うテンポ、息継ぎ、被せ方、全てが良かった〜台詞回しが天才的だった...本当にどこをとってもめちゃくちゃ最高だった。

チャーミングに見せかけてキレたりもする、ひょうきんに見せかけて淡々と記憶を奪う、二面性のあるあの感じが、本当に大塚さんだから出せたんだなと思いました。

 

大塚さん、基本的にずっと下を向いていらしたのだが、なんでひたすら台本見るだけであんなに演技できるんだ...

 

あと、私は大塚さんの悪役っぽい声を張り上げる笑いの演技が大好きです。あの笑い方、本当に好きだ。

 

d. ラ・イル役・梅原裕一郎さん

梅原さんも切り替えしてたね!ブチギレラ・イルと、紳士的な言葉遣い/「我が君」と言って忠実なライル、、、

ラ・イルが金のためだ、と苦しそうに言うところ、裏切りを後悔したところ、がすごくよかった。どんな思いだったのだろう。

 

あとは、「楽しくて、こわい」というところのあの演技の入りこみかた。ラ・イルには私は感情移入が(ストーリー的に)できなかったんですが、梅原さんの演技で遥かに説得力が出てたと思う。口から紳士。人生を手放しで楽しめないラ・イル。あの3人と一緒にいた時だけが幸せだったラ・イル。楽しいと、幸せだと、こわくなる、ああなんて不幸体質。

 

梅原さん、表情があーんまり変わらなくて(印象です)、それがかえって良かったと思った。裏切ったって知った時のびっくりが増幅されました。

 

e. アランソン役・梶裕貴さん

めっっっっちゃ好青年。さすが梶さん。

ところで梶さんのお衣装の袖には十字が書いてありましたがあれは何か意味があります?よね?きっとね?なぜ梶さんにだけあったんですか??

 

梶さんの演技、非常〜〜に可愛くて良かったです。ジルドレのことを本当に大切に思っていたのだなということが伝わってきたし、野良猫みたいだとジルドレに言わしめたジャンヌをあんなに優しそうに教育してて、マジで叔父さんとどこをどう血を分けたらそうなるんですか...???ここも対比、なのか.....??

 

梶さんのセリフで印象的だったのは、契約を結ぶところですね。中村さんや諏訪部さん、他の人たちは契約を結ぶ時、めちゃ声を張り上げて堂々と契約を結んでいたのだが、梶さんだけは声のトーンがめちゃくちゃ低かった。

 

ジルドレは無二の親友だ、ジルドレとともに記憶をなくすんだっていう覚悟があそこにすごく伝わってきた。全てを振り切って大声で契約を結ぶのではなく、低い声で覚悟を持って契約を結ぶ、あの演技は痺れたね〜

 

f. リッシュモン大元帥役・諏訪部順一さん

 

「貴様を殺す」(だっけ?)あそこの声の切り替わりが!!!!!!マジで背筋冷えた!!!!!!なんといってもあそこですよ!!!!!

 

諏訪部さんの低音は本当になんていうか最高ですよね。あの切り替えは本当にこわかった。

さっきも書いたけど、諏訪部さん演じるリッシュモンはずっと感情を抑えてた。強いていうなら、衛兵に声をかける時のピシッとした声と、シャルルに話しかける時の優しい声が違うくらい?

にしても、シャルルに話しかける時の優しい声、バブみを感じてしまった...甘やかされたい声ですね...表情もほんとずーっと優しーーーい笑みなのな...まさにアルカイックスマイル。それから立ち方もよかったね。いかにも元帥という感じの威厳はあるが、偉そう過ぎない立ち方。

 

ブチギレたあとの諏訪部さんの演技は、もう〜マジで今までの人格どこいった?!ってくらいぶっ放されてて大変良かったです。最高。策士で実は冷酷、みたいなのな。

 

ていうか、アランソンをジルドレ討伐に行かせるのマジで鬼畜すぎてあまりの鬼畜さに心の中でちょっと笑っちまったですよ。

 

g. シャルル7世役・津田健次郎さん

 

あのーーーーめっっっっっちゃ古美門研介を感じたのは私だけですか????ww他にもいたら教えてください。超古美門研介。古美門研介大好きなので全然いい。

 

しかし本当に、ツダケンさんの台詞回しがとにかく最高だった。わざとセリフのラストを小さい声でちょぼちょぼっと言ってみたり、他の人の言葉にガンガン被せにくる感じ、間の取り方、完全に最高。

シャルルの空気の読めなさ、バカっぽさを見事に表していた。津田さんのそういう役初めて見たので面白かったです。

 

そんな空気読めないシャルルがキレる場面、何度かあったと思うんだけど、特にリッシュモンにキレてたときのシャルルがよかったですね!!!低音でな!!!!

 

あと1幕のラスト、十字架をバックにぐるりと回ったツダケンさんのポーズの決め方と、顔を見て、「(声がいいのは当然として)顔がいい...」と心のなかで呟いてしまった。

 

◯音楽の感想

 

第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ2本、トロンボーン、ホルン、ピッコロ/フルート、クラリネットオーボエファゴット/バリトンサックス、ギター、ドラム

という構成でしたね。それぞれ一本ずつ。

 

それにしても、信長の犬の時も思ったけど、マジでセリフにぴったりなのすごすぎるーーーー

 

a. 構成について

全員がソリスト!!!!!!マジかよ!!!!!!と思いました。音間違えたら一発でバレるやんけ...という素人丸出しの感想を抱きました。プロは音を間違えないのだ。

 

あと、コントラバスがなくて驚いた。大きいしな...でもコンバスがない分、ファゴットの刻みとか、電子ドラム(?)の刻みとか聞けてよかった。ファゴットの音大好き〜〜ファゴットの奏者の方が超荒ぶってて超楽しそうで私も楽しかったです!

 

ところで、あの電子ドラムみたいなのはなんですか?

私は機械全然わかんないんだけど、あそこからトライアングルの音もグロッケンの音も出てたね。マリンバの音も出てたかな?

さらに、バスドラムとは別に、ティンパニ(よりは軽めの音だったけど)の音でそこから刻んでて、おおおーーー!と思った。

村中俊幸さんがめちゃ忙しくいろんなところ叩いててすげえなあと思いました。

 

フルートの方が歌も歌っててびびった。ハイスペックすぎんか...めちゃくちゃ上手かったし...

 

b. 曲について

 

戴冠式金管楽器ーーーー!!愛してるゼーーー!!!!やっぱりファンファーレは金管楽器じゃないとね!!!!トランペットいないのが残念だったけど、トランペットはな...声を邪魔しそうだもんね...

 

木管楽器の繊細な感じも好き。3人の幸せターンでピチカートで弦楽器が刻んで、木管楽器がリードとってるところの音楽好きでした〜あと切なげな旋律を奏でるときのオーボエ、大好き。バリサクを聞き分けられなかったのが残念。

 

あと不穏な場面でリードをとるギター、ここぞというところで盛り上げるギターも、ほかの楽器と上手く溶け合ってて、ほよーーと感動した。

 

信長の犬のときより(構成から言って当たり前なのだが)、クラシカルな音楽が多くて、これまた劇に合ってた。

 

c. 弾き振り

これは弾きながら指揮をすることなんですけど、弾き振りがなーーーーースゲーーーーという...あんな秒単位で合わないといけない、決まった時間でなく、毎回速さの変わる役者のセリフに合わせないといけない、それであの横長の舞台ですよ。絶対指揮見づらいでしょ..

ドラムの村中俊幸さんとか本当よく合わせられるな...プロ、ヤベェ...と思ってました。

 

あとちらっとライビュなので見えたんだけど、村中俊之さんの前の楽譜がスコアじゃなくてパート譜に見えたんだけど流石にないよな...?見間違いだよな...?

 

◯演出の感想

 

炎とか照明の演出については信長の犬で散々書いたのでここは軽めに。

 

あの!!!!今回特殊効果めっちゃ細かくなかったっすか!!!!!!!!

馬の鳴き声、鳥のさえずり、ドアの開け閉め、剣を抜く音...信長の犬のときよりめっっっっちゃくちゃ多かったと思う。数え切れないほど。

 

それから、鐘の音が記憶違いでなければ2回鳴ってたんだけどアレいつ鳴ってたっけ?どんな意味で鳴ってたっけ?それを忘れたのが残念。

 

あと信長の犬と違ったのは、やっぱ契約結ぶときの印ですよね。光の演出が多くて、面白かった。風吹かせたり。

 

そして忘れちゃいけないのが、十字架ですよね...(あの下の奈落(っていうので合ってる?)、地獄を覗くのに使ったりと結構大活躍してたね)

1幕ラストのジルドレが十字架を背にしてぐるりと回ったのが完全に、「ああこの人はもう運命を背負ったのだな...」と思った。残りのキャストの皆さんとは別に、彼だけが一回背負ったのはそういうことなのだろうな。

 

炎も、過去回想のための照明も、よかったっす.....

 

今の時点で言えるのは以上です!

後日このブログ内で追記して、衣装の写真の載ったみなさんのツイートとかを引用して後から見返しやすくしようと思います。

それと思いついたことがあったら後からバンバン追加する。

 

追記 皆さまの最高のツイートたち

 

いやー楽しい時間をありがとうございました!どうか台本とかパンフとか再販してくださあああいよろしくお願いしまああああああす!!!!!!また楽しみにしております!!!!